彼女は窓フェチの変態だった
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137: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/19(月) 00:00:56.57 ID:Co1Z/VQm0

「恋人を助けたいかい?」
「ナハトさん? じゃない! 大人ヴァルク! 大人ヴァルクだ! 夢の中でだけれど、こうして会えるなんて!」

 彼女は知っているキャラクターの姿をした彼を見ると、はしゃいでペタペタと触りまくった。
 俺が死にかけていることなんて忘れてるんじゃないのかと思ってしまうほど。

「僕はそのキャラクターの姿を借りているだけの、通りすがりの悪魔だよ」
「悪魔?」
「そう」

 璃奈は悪魔の姿をまじまじと観察した。

「よく見ると、細かいところが違う……」
「ふふふ。僕はね、君と契約したいなって思ってるんだ。君の悲哀の感情はとてもおいしそうだからね」
「ふうん」
「僕と契約して、魔法少女になってよ」
「……10年遅いわね」

 悪魔はどこぞのインキュベーターの様なことを言ったが、彼女は20代だ。

「冗談だよ」

 紺色の髪の青年はくすりと笑った。


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