133: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/18(日) 23:59:00.11 ID:BvLf2b/j0
暗雲の中に光るものが見える。
思っていた以上に結晶に近づくことができたようだ。
背筋に悪寒が走った。
距離を離したはずの奴が、すぐ近くにいる。
「なんだとっ……!?」
『彼は、過去の喜びも、これから喜びを得る“可能性”さえも悪魔に売り渡したんだ。いくつかの能力を得ているのだろうね』
これじゃ、ワープだけじゃ対抗できないじゃないか。
奴は空中に無数の刃物を出現させ、こちらに飛ばした。
俺は咄嗟に透明なシールドを張る。
『彼は夢を操るのに必要な力、もといMPの最大値が以前の数倍になっている。君のイメージで防ぎきることは難しいよ』
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