彼女は窓フェチの変態だった
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131: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/18(日) 23:57:03.99 ID:BvLf2b/j0

 穴を抜け、上の層に押し上げられても水流は止まらず、遥か上空へと飛ばされた。
 ぽふん、ぽふんと雲のクッションが俺を受け止める。

 結晶は何処に行ったのだろう。
 流れ星のように何処かに飛んでいくのが見えた。探し直しのようだ。

 雲の上を進む。これは雲というより綿だった。
 あちこちに巨大なウサギの尻尾のようなものがある。ケイ酸塩鉱物のオケナイトだ。
 そういえば、彼女のコレクションになったな。
 ガラス状の繊維が放射状に伸びているその姿は、鉱物のイメージからは程遠い。

 突如、嫌な気配を感じた。
 白い雲々が黒く染まり、雨雲の様になっていく。


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