彼女は窓フェチの変態だった
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128: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/18(日) 23:55:29.96 ID:BvLf2b/j0

 あちこちに大きな岩があって、いくつか洞窟になっているのもあった。
 その中には宝箱があった。

 開けてみても、入っているのはおもちゃの宝物ばかり。
 見覚えがあるものもあったが、それは俺が彼女の宝物をいくつか見せてもらったことがあったからだろう。

 水の中は普通に泳ぐこともできるみたいだ。
 バタ足で水面に向かう。太陽のキラキラした光が眩しい。

 きっと水面の上には南国風味の世界が広がっているのだろうと思ったが、なんと真っ白だった。
 時々格子状の影が見えたり、万華鏡の中の景色のようなものが広がったりしたが、空虚な景色だ。

「忍法水蜘蛛の術……なんてな」

 水面を歩くこともできるみたいだ。
 俺は景色を眺めながらしばらく彷徨った。


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