彼女は窓フェチの変態だった
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116: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/17(土) 20:50:42.69 ID:nT+bOUGp0

 彼女が俺の家に来るのは久しぶりのことだった。
 TCGで遊ぶなんて、いつぶりだっただろう。

『サイバーエンドドラゴンでブラパラを攻撃! あ、リミッター解除発動しとく!』
『サイバーツインのが強いだろ』
『いいじゃん別にぃ!』
『はい、マジックシリンダー』
『えーーー』

 デュエルは俺が勝利して終わった。
 彼女は頬をぷっくりと膨らませていじけている。

『まあ、菓子食って機嫌直せよ』
『……か、カロリー確認していい?』

 太りやすい時期に突入していたあいつは、食べ物のカロリーをしきりに気にしていたのだ。
 たまたま冷蔵庫に入っていた低カロリーのゼリーを出してやると、彼女はちょっと嬉しそうにしたので、俺はほっとした。


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