110: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/17(土) 20:46:18.87 ID:nT+bOUGp0
だが遠峯にもダメージがあるは確かだ。
俺は左にずれ、思いっきり奴の背中をスコップの刃で殴りつけた。
遠峯はバランスを崩し、崖へと落ちていった。
しかし、それでは終わらなかった。
俺は服を遠峯に引っ張られ、崖に引きずり込まれた。
柵の柱をなんとか掴むことはできたが、ぐらついている。
俺が壊したためだ。
「森岡……お前だけは……お前だけは……!」
「そんなに俺のことが気に入らないか!」
「俺はずっとあいつのことが好きだった! 好きになった女はあいつだけだ! それなのに……お前は幼馴染というだけで圧倒的に有利だった!!」
嫉み、妬み。嫉妬の念。
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