彼女は窓フェチの変態だった
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10: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/12(月) 20:54:44.39 ID:/ibNvBIF0

 ツタは充分な太さと硬さがある。。
 これは決して千切れない。何故か、確信があった。

「『夢覚』だよ。夢を見ている時、その後の展開が何故かわかったり、現実とは違う常識がいつの間にか思考に定着していたりすることがあるだろう?」

 覚えはあった。

「触覚や視覚の一種みたいなものさ。君は、夢の中のことを感覚的に掴むことができる」

 俺は納得し、ツタを掴んで崖を降りる。

 探し物を見つけたい。この想いが強ければ、案外探し物はすぐにでも見つけられるのではないかと感じた。

 暗い洞窟を進む。
 明かりが欲しいと念じると、シャボン玉のような光が宙に浮かんだ。


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