【このすば】このテクノブレイカーに異世界転生を!【オリキャラ】
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1:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 15:33:02.22 ID:XeS97cMZ0

ディアナ「お前、死んだんだわ」


 ディアナと名乗った女はあっさりとそう言い放った。
美しく整った顔立ち、三日月型の髪留めで留めた銀色の髪、淡く輝く羽衣……
腰掛ける豪華な玉座と相まって、月の女神という肩書きを信じざるを得ない出で立ちだ。


ライト「えっ……それって……あのまま?」


 俺……タナカ・ライトは困惑した表情で問いただす。
この場所は何かしら超常的な空間と思われ、俺たち二人の姿のほかはひたすら闇が広がっていた。


ディアナ「うん、血圧が上がりすぎて心不全で……まあ、わりかしよくあることだからさ。あんま気にすんなよ」


 ディアナは苦笑する。
俺は頭を抱えた。


ライト(まさか自慰の真っ最中に突然死することになろうとは……!)

ディアナ「……あー、死体のこととか気になる?その後的な話したほうがいい?」

ライト「やめてください。恥で死にそうです」


 俺は自分の人生を顧みる……
生まれが人より恵まれていたことは間違いないだろう。
親の力で高級な学校に行き、高級な友達と付き合い、高級な趣味に走った。
親は俺の力を超えた高校への進学を望み、裏口入学の手はずを整えた。
俺は黙って見ていた。
発覚し、破滅。
家の力で大ごとにはならなかったものの、俺は家庭内で腫れ物扱いされる引きこもりに落ちぶれた。
以後後悔と現実逃避を延々と反復した挙句、セルフ腹上死とは……なんたる人生か。


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2:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:35:16.78 ID:XeS97cMZ0

ライト「……まあ、この死に方も徹底的な人任せの報いか……俺は地獄行きでしょうね」

ディアナ「え?地獄に行きたいの?」

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:35:49.89 ID:XeS97cMZ0


このテクノブレイカーに異世界転生を!




4:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:38:09.82 ID:XeS97cMZ0

ライト「えーっと……いらないです」

ディアナ「いらない?」

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:39:00.99 ID:XeS97cMZ0

ディアナ「えー、でも……脅すようで悪いけど、お前が転生する世界って結構ハードだよ?チートなしじゃかなり厳しいと思うよ?」


 この説明はさっき十分受けたところだ。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:39:44.23 ID:XeS97cMZ0

ライト「な、な、な、何すんだ!?」

ディアナ「何すんだとは何だ、月の女神の祝福をくれてやったのに!」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:40:25.03 ID:XeS97cMZ0

ディアナ「さて、チートアイテムをいらんと言われれば、アタシ個人としてはできるのはこれくらいだ」


 ディアナがやりきった顔で指を鳴らすと、俺の足元に白い魔法陣が浮かび上がった。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:41:36.53 ID:XeS97cMZ0

受付嬢「登録手数料1000エリスが必要なのですが……」


 ……俺自身の……力で……
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:42:19.26 ID:XeS97cMZ0

ダスト「面白い目してんなあ、え?どういう魔法だよそれは?」


 こいつは何を言って……待て、目だと?
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:42:59.86 ID:XeS97cMZ0

ライト「えっ、それは……」


 俺は……俺は今度こそ、自分の力で……
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:43:34.47 ID:XeS97cMZ0

受付嬢「あら……?どこかで冒険者だった経験がおありですか?再発行なら登録料は結構だったのですが」


 俺は無事料金を支払い、登録手続きを始めたのだが……
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:44:26.22 ID:XeS97cMZ0

受付嬢「えーと、では……あら、ジョブの欄は空欄のままですね。あなたのステータスとスキルを拝見する限りでは『アーチャー』が最適ですね、かなり優秀な素質をお持ちだと思います」

ライト「アーチャーか……なんだか決め手に欠けていそうですね」

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:45:26.46 ID:XeS97cMZ0

ライト「ううーん……」


 俺はギルドの隅のテーブルに舞い戻り、延々と首をひねっていた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:46:22.83 ID:XeS97cMZ0

ライト「実用性か……カッコよさか……うーむ」


 俺は疲労困憊してテーブルに突っ伏した。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/11(日) 15:47:26.44 ID:XeS97cMZ0

 ディアナの口ぶりだと、これまでも多くの現代人が送り込まれているはず。
その中にはチート的な弓をもらったりした、俺より優秀なアーチャーもいたに違いない。
それでもまだ、魔王は倒せていない。
その轍を踏まないためには、何かオリジナリティが必要なはず!
以下略 AAS



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