【モバマス】時子「30mmの彼方から」
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21: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:25:51.12 ID:1iL2fWn50

――寮にしてはやけに広い廊下。凝った装飾。

ここにいるのが夢を売るアイドルだとわかりきっているからこその、金の使い方だろう。

だが、こんなものは偽物にすぎない。

壁紙を剥がせば灰色が顔を覗かせるし、ガス灯を模した照明も、その中はただの白熱電球だ。

何もかもが偽物に見える。

面白そうだと飛び込んだこの世界も、見飽きた嘘の塊にすぎなかった。

時子「こんなもの、暇つぶしにもなりやしない」

そう呟いたその声は、僅かにかすれていたような気がした。



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