17:名無しNIPPER[sage]
2018/10/31(水) 20:13:22.09 ID:Q33A0XWw0
「プロデューサー」
すると一瞬、ほんの一瞬だけ、俺のことを呼んだ彼女は困ったように眉をひそめ。
「さっき、後ろへ倒れながら……私、嬉しいなって思っちゃったんです」
言いながら扉を開いていく。
ヒロインはかりそめの舞台をぐるり見回し、それからまた、客席を向くと。
「プロデューサーと一緒だったなら、例えどこまで落ちても安心できる……なんて、変なことを考えちゃったりして。
それでその、本番でも、今日のことを思い出して思わずにやけちゃったりしないか心配で。だから――」
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