【ミリマス】そのヒロインから逃げられない!
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18:名無しNIPPER[sage]
2018/10/31(水) 20:14:10.92 ID:Q33A0XWw0

もう完全に開き切った扉の陰に、その半身をしゃなり滑り込ませてこう続けたんだ。

「明日も付き合ってもらえますか? ……そんな顔を他の子に見られたら恥ずかしいから、できれば二人きりで、個人練習を」

そうして、最後は逃げるように扉を閉められた。
それは見事な退場の手際に拍手も忘れて立ち尽くす。

「……言っちゃったもんな、俺の方も」

参ったと思って首を押さえた。
片手で支えきれなくなったマットがずるりと下に落ちた。

乗っていた踏み台がコロコロ転がって、
ほくそ笑むように「うふふふふふ……」なんて少女の声が、幻聴が耳元で聞こえる気分だった。


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