16:名無しNIPPER[sage]
2018/10/31(水) 20:11:21.50 ID:Q33A0XWw0
「ただ今日は、もうこれ以上君を残しておけないな。……残念だけど随分遅くなっちゃったもの」
こちらの意図は正しく伝わったのだろう。
「そうですね」と琴葉は頷き、いつものように笑うと自分の格好を見下ろして。
「なら、この衣装も早く着替えなくちゃ」
「片付けなら俺がやっておくよ」
「構いませんか?」
「ああ、もちろん」
一度はズレた二人の空気も今ではすっかり元通りだ。
琴葉が備え付けの更衣室へと歩いて行く。
俺は畳んだマットにガイアを乗せて二つを一緒に持ち上げる。
そうして歩き出すために振り返ると、丁度更衣室の扉に手をかけた琴葉と目が合った。
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