10:名無しNIPPER[sage]
2018/10/31(水) 20:06:16.95 ID:Q33A0XWw0
笑って彼女の後ろに回る。足元には万が一のマットレス。
少しだけ腰を落としたなら「いつでもいいぞ」と声をかける。
――しかし、自分から提案しておいてなんだけれど、
この方法に果たして効果はあるのだろうか? ……急に不安になって来たな。
「……いきます!」
だが、そんなことを考えるより先に琴葉の体が傾いた。
全身から力を抜いた彼女が両腕を広げながら倒れ込んで来ると、
俺は腰と膝のクッションをきかせながら琴葉をキャッチするために身構えた。
そうして、次の瞬間にはバスンと両手に他人の重みが走る。
おおっと意外に重たいな! なんて言葉はグッと堪えて我慢する。
22Res/12.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20