9:名無しNIPPER[sage]
2018/10/31(水) 20:05:07.31 ID:Q33A0XWw0
「……だから、今度からは俺に一声かけるように」
「えっ?」
琴葉は驚きながら顔を上げた。俺は誤魔化すように頬を掻いた。
「練習続けたいんだろう? 俺ならいくらでも居残りに付き合えるからね」
そうして「ああ、でも」と一旦言葉を切ったなら。
「直接飛び込むのはいただけないかな。……君が良ければの話だけど、
倒れ込む感覚に慣れたいだけだったら俺が後ろで受け止めてあげるから」
「で、でもそれは……」
「俺一人だけじゃ頼りないかい?」
「いいえ、そんなっ! ……ただ私、重たいですよ?」
「まさか、そうは見えないけど」
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