志希「ありすちゃんが」文香「作詞でお悩み」桃華「ですの」
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5: ◆FreegeF7ndth[saga]
2018/10/27(土) 19:27:21.38 ID:1EFzBOMso
●03

ありす「ちょっと待ってください……とても変な話かもしれませんが、
    そういった詩的なあいまいさとは、どう出すのでしょうか?」

桃華「あいまいさの出し方に、具体的な方法を求めるのですか……矛盾している気がします。
   でも、もしそれが分かれば、もうありすさんのお悩みは解決ですわね!」

文香「…………」

志希「…………♪」

桃華「あ、あら、どうかなさりましたの?」



志希「いや、あるにはあるんだけどね。そーゆー技術。
   修辞学(レトリック)って言ってさ」

文香「私は、作詞においてレトリックをことさらに学ぶ必要はないと思います。

   ありすさんの日本語力なら、すでに感覚的には『わかって』いて、
   さきほど挙げた『気づかせるあいまいさ』を意識するだけで、詞は書ける……と私は思います。

桃華「さきほどのツァイガルニク効果みたいじゃありませんか。
   そこまで言って『知らなくていい』と言われると、かえって気になりますの」



志希「あたしは、作詞家のセンセイが使ったレトリックの例を種類ごとに検討すれば、
   センセイを真似した作詞らしい詞が、帰納的に生み出せるようになる、と思うよ。
   とゆーか、ありすちゃん議論好きでしょ? ならレトリックは知っておいたほうがいいよ」

文香「いや、あの……種類ごとに、というのが、また曲者じゃありませんか……。

   私は、おすすめしません。
   レトリックの型はややこしく――ややこしいだけに、それを知ってしまうと、
   それの理解に苦労したぶんだけ、それをことさらにひけらかしたくなる欲求も大きくなります。
   それが、ありすさんの素直な気持ちを書き表す邪魔にならないか、心配です」

ありす(どちらの言い分も当たっている気がします……)

桃華「ならば、間をとって、わたくしだけ聞くというのは」

ありす「それこそありえません、ずるいですっ」



ありす「……決めました。文香さん、志希さん、わたしにレトリックを教えてください」

文香「それなら……せめて、私たちの歌詞の中から例を採って、
   レトリックを考えてみることにしましょう……」



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