晶葉「できたぞ助手!アイドルがどんな恥ずかしい質問にも答えてくれるスイッチだ!」
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7:名無しNIPPER[saga]
2018/09/01(土) 11:13:07.18 ID:BVb833NT0
晶葉「ではではスマホアプリを起動して、と……質問がたくさん来てるぞ、助手。ははっ、人気者だな! ふむ……これだ! 素晴らしい質問が来ているぞ、助手! えー、ペンネーム『お料理得意なんです!』さんの質問」

凛「それペンネームの意味ある?」

加蓮「隠すつもりが微塵もない」

奈緒「一体どこのなにがし響子さんなんだろうな」

晶葉「『晶葉ちゃんのごきげんよう生放送、楽しみで楽しみでパソコンの前でずっと待ってました。加蓮さん、お体の方はもう大丈夫ですか? Pさんのおかゆ、気に入っていただけたようで何よりです! 私の秘密のレシピなんですよ、それ。よかったらお教えしますから、今度チャレンジしてみてください! Pさん、また二人でレシピ交換しましょうね!』」

凛「うーん、たったこれだけのセンテンスでわかる圧倒的独占欲」

加蓮「清々しいほどの敵意を感じる」

奈緒「勘ぐりすぎだろふたりとも……言葉通りの意味だろこれ……たぶん」

晶葉「『いけない、質問でしたね。それじゃあPさんにお聞きします。今まで食べたアイドルの手料理で、ベストスリーを教えてください! もちろん作った人の名前も添えて! 追伸。Pさんが褒めてくれたハンバーグ、さらにレシピを改良してぐんとパワーアップしました。また食べさせあっこしましょうね!』」

凛「この質問、ちょっと切れ味鋭すぎない? 全方位に」

加蓮「ナイフみたいに尖ってて、触れるものみんな傷つけてるね」

奈緒「真心いっぱいのちっちゃなハートを、ギザギザハートみたいにいうのやめろって……」

晶葉「いやー、じつに良い質問だ。加蓮に対して次は自分で作れと釘を差しつつ、自分と助手の関係性を強調し、さらに助手への呼びかけでこの放送を聞いてる他のアイドルを牽制した上で、手料理ベストスリーを聞くとは。一番美味しかった、ではないところにセンスを感じるな。事務所における手料理ヒエラルキーの上位に自分を位置づけながらも、ほかの上位者に対する警戒を怠らない。彼女はこの質問で、自分の手料理がどれだけ助手の胃袋を掴んでいるのか確認し、なおかつ競合他者の戦力を分析するつもりなのだろう。素晴らしい! 彼我の戦力を冷静に把握し、情報収集に余念のない姿勢は、まさに家計という財政を預かる主婦にふさわしい! 質問者はいいお嫁さんになれるな、助手!」

P「ほーほへんほ(ノーコメント)」

凛「いきなりネクタイ外したと思ったら……自分に猿ぐつわとか」

加蓮「なるほどねー。相手が聞き取れなくても、質問に答えたって理屈は成り立つか」

奈緒「いや、でも……それはどうなんだ? アタシたちがあんな思いをしてまで答えたのに……」

晶葉「ウサちゃんロボ、カモン!」

凛「フリップと、マジック?」

加蓮「言葉がダメなら文字で、か。ささやかな抵抗だったね、Pさん」

P「んんんんんんんん! ふぐうううううううううううううう!!!」

晶葉「ふははははは! 私のスイッチにどこまで抗えるか! 根性を見せてもらおうじゃないか、助手!」

凛「左手で右腕を必死に抑えてる……」

加蓮「Pさん、もう諦めたら? ネクタイ切れちゃうよ? あと血管も」

奈緒「当事者としては必死なんだろうけど、隣で見てても深刻な厨二病の発作にしか見えないのがなあ……」

P「フッ、フッ、フッ――! う、ふううううううう……うぅ……」キュッキュッキュッ

晶葉「最初から素直に書いていれば、無駄なカロリーを消費せずに済んだものを。よし、またせたな! ではペンネーム『恋のHamburg♪』さんからの質問、今まで食べたアイドルの手料理ベストスリー、どうぞ!」


フリップ『1.カツ丼(財前時子)』

    『2.豚の角煮(財前時子)』

    『3.豚の生姜焼き弁当(財前時子)』


奈緒「うそだろ……」

凛「時子さんが手料理……」

加蓮「お弁当……お弁当……? お弁当ってなんだっけ……?」

P「……ふっ、ぐ……うぐぅ……」

 テッテレテテ,テッテ♪ テッテレテテ,テッテ♪

晶葉「助手、電話だぞ」

P「…………………………ぶひい」


     ハラワタ
時子『――臓物をブチ撒けろ!』



P「ぶひっ、ぶひぃ……」ポロポロ


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