晶葉「できたぞ助手!アイドルがどんな恥ずかしい質問にも答えてくれるスイッチだ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2018/09/01(土) 11:06:28.33 ID:BVb833NT0
凛「なんで返信しなかったの? 適当に返せばよかったじゃん。なのに返してないってことは、どう考えても意識してるってバレバレじゃん。どう返信すればいいのかわからないって筒抜けじゃん。なんなの? なに考えてるの? 加蓮と生涯を添い遂げる想像でもしたの? よくそれでプロデューサーが務まるよね? ねえ、聞いてる? ねえ!?」
晶葉「凛、そこまでだ。助手の顔がグロ画像の一歩手前になってるし、聞こえててももう酸素が供給されなくなってからずいぶん経つだろうから、答えるのにも時間がかかりそうだ。助手の釈明は後の楽しみに取っておくとして、このサイコロを受け取りたまえ」
凛「……わかった。早くスイッチを押して」
晶葉「ん」ポチッ
凛「――フンッ!」
サイコロ『Pとの恥ずかしい思い出』
凛「あー、仕方ないなー。これは仕方ないなー。言いたくないけど晶葉のスイッチには抗えないからなー(棒」
奈緒「いや、凛……投げてないじゃん……タッチダウンじゃんそれ……」
凛「つい力がね。いきんじゃって」
加蓮「晶葉ちゃん、これってアリなの?」
晶葉「出た目、だからな。自分で出した目でも問題はない。というかそういうのは想定してなかった」
凛「じゃあもう言うしかないよね。暴露するしかないよね。私とプロデューサーとの誰にも言えないような思い出を!」
加蓮「ふーん……おもしろそうじゃん。そこまで自信があるなら、ちゃんと聞いてあげるね」
凛「ごめんね、加蓮。プロデューサーが思わせぶりな態度とっちゃって……でもこれでわかるはずだから。私とプロデューサーの間には、誰もつけ入る余地がないってこと」
加蓮「ふふっ、凛ったら見栄を切るのがうまいんだから。それで? あんまりもったいぶってると、いざってときにどんな顔していいのかわからなくなるだけだから、さっさと言ったらどう?」
凛「そうだね。加蓮には悪いけど、その虚勢を張ったツラの皮、今すぐ剥がしてあげるね」
加蓮「ホントに敵わないなあ。自意識過剰と自惚れの金メッキには」
凛「ふふふふふ……!」
加蓮「あはははは……!」
晶葉「なあ、奈緒。これは噂に聞く恋の鞘当てというやつでは?」
奈緒「眼鏡買い直せよ……どう見てもチェーンソーでつばぜり合いしてるだろ」
晶葉「そうなのか? ところで奈緒は混ざらないのか?」
奈緒「火に油注ぐ趣味はないからな」
晶葉「はっはっは。いつの間にか席を移動して、首の据わらない助手に膝枕をしておきながらなにをいう」
奈緒「こ、これは応急処置だから。ほら、骨折したら当て木が必要だろ? それと同じだよ」
晶葉「うんうん、そういうことにしておこうか。……お? 助手、なんだ。ようやく喉から声が出るようになったか?」
P「晶葉……頼む……とめてくれ……」
晶葉「そうだな。おい、凛。加蓮とばかり睨み合ってないで、そろそろ助手との恥ずかしい思い出とやらを披露してくれないか?」
凛「よしきた」
P「晶葉、どうして……」
晶葉「ん? 凛と加蓮の争いを止めてくれという意味ではなかったのか?」
P「……博士は人の心がわからない」
凛「言いたくないけど、しょうがないよね。スイッチだもんね。ごめんねプロデューサー、二人だけの思い出だったのに。ところでなんで奈緒に膝枕してもらってるの?」
P「誰が俺の首を生後二ヶ月の赤ちゃんにしたのか、その細さからは想像もできない怪力を誇る手をだな、そっと胸に当てて考えてほしい」
凛「そ、そんな赤ちゃんだなんて……/// 私、まだ高校も卒業してないのに……」
P「うーんこの支離滅裂。認知バイアスを疑うほかない」
加蓮「あーあ、期待して損した。凛がそんなんじゃあ、Pさんとの恥ずかしい思い出とやらも高が知れてるね」
凛「言ったね、加蓮。じゃあ聞かせてあげる。私とプロデューサーの恥ずかしい思い出を……!」
奈緒「……Pさん、心当たりは?」
P「あったら身命を賭して止めているわけだが」
加蓮「ってPさんは言ってるけど? 凛、どうなの?」
凛「……ひどいよ、プロデューサー……私のことをあんなに激しく愛してくれたのに! あの情熱の一時はいったいなんだったの!?」
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