晶葉「できたぞ助手!アイドルがどんな恥ずかしい質問にも答えてくれるスイッチだ!」
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3:名無しNIPPER[saga]
2018/09/01(土) 11:04:22.27 ID:BVb833NT0
加蓮「あー、出ちゃったかー。出ちゃった以上はいわないといけないんだよねぇ」

P「なんでそんなに嬉しそうなの? なんでニヤニヤしてこっち見てるの?」

加蓮「この前、ちょっと調子が悪くなって寝込んだときのハナシなんだけど……」

P「……あ。こら、加蓮。待ちなさい。その話は内緒にするって約束だったよな?」

加蓮「でも、ほら。どんな質問にも答えなきゃいけないスイッチだから。てへっ」

P「そんないい笑顔をして約束を守れないような子に育てた覚えはきゅ」

晶葉「鮮やかすぎるチョークスリーパーだな。しかし加減しないと死ぬぞ、凛」

凛「大丈夫、ちょっと静かにしてもらうだけだから。それで? 加蓮。続きを聞かせてほしいな」

加蓮「いいよ、聞かせてあげる。Pさんはね、寝込んだ私が心配で看病しに来てくれたの」

凛「……それだけ?」

加蓮「うん。食欲があんまりない私のために、おかゆも作ってくれたんだ。めっちゃ美味しいやつ」

凛「看病に来て、おかゆを作って……それで? そのあとは?」

加蓮「ん? なにもないよ? おかゆを食べる私を微笑ましげに眺めた後、洗い物をして帰っちゃった」

凛「……本当にそれだけ? 他にはなにもない? 火照った加蓮の身体を濡れタオルで拭いてあげたり、体温を上げるには人肌が一番だとかのたまって、加蓮のベッドに潜り込んだりとかしてないの? ……ねえ、どうなのプロデューサー」

P「り、凛……答えさせる気があるなら、もう少し力を……」

凛「早く答えて」

P「……ああ、そうだよ。加蓮が言ったので全部だ。それ以上はなにもない……」

凛「嘘は言ってなさそうだけど」

奈緒「別に、内緒にするほどのことでもないような……?」

晶葉「そうだな。仮に助手が一人住まいのアイドルを看病したというのなら事情は変わるが、加蓮は実家だろう? ご両親もいるし、特に問題は……いや、そうか……なるほど。そういうことか」

加蓮「あ、晶葉ちゃんわかっちゃった?」

P「晶葉ァ……余計なことをいうnぎゅ」

奈緒「締まってる締まってる」

凛「つまりどういうこと?」

晶葉「単純なことだ。実家に看病に行ったら問題になるタイミングだったのだろう。ようするに――」

加蓮「その時、私とPさんはひとつ屋根の下で二人きりだったのです」

凛「親がいないときに男を家に上げるなんて……!?」

奈緒「凛、言い方」

加蓮「心外だなあ。というかPさんに看病頼んだの、お母さんなんだけど」

凛「親公認!?」

加蓮「お母さん、どうしても外せない用事があって……それでPさんなら信頼できるし。もしものことがあっても信用できるし」

凛「もしもってなに!? もしもってなに!?」

晶葉「凛、肩の力を抜け。それ以上いきむと、助手の首が海賊危機一髪みたいになるぞ」

凛「外堀はすでに埋めて……いや、まだプロデューサーのご両親とは……勝負はこれから……むしろ私がリードしてるはず……っ」ギリギリギリ

加蓮「あ、そういえばPさん。あの後のメールの返事、もらってないんだけど」

奈緒「加蓮、嬉々として樽に剣を刺してくのやめろよ……Pさんが本当に黒ひげになっちゃうだろ……」

凛「返事ってなに?」

加蓮「んん〜? 凛、これ以上は私とPさんのプライベートってやつじゃないかなー」

凛「加蓮、鏡見てきたら? 言いたくてたまらないって顔に書いてあるよ?」

加蓮「んふふっ。まあね? でも、凛だって聞きたくてしょうがないって顔じゃん」

晶葉「それは私も聞きたいぞ。なんてメールしたんだ?」

加蓮「こんな美味しいおかゆを作ってくれる人が、ずっとそばにいてくれたらなって」

奈緒「あざとい。さすが加蓮あざとい」


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