晶葉「できたぞ助手!アイドルがどんな恥ずかしい質問にも答えてくれるスイッチだ!」
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19:名無しNIPPER[saga]
2018/09/01(土) 11:37:03.10 ID:BVb833NT0
まゆ「なんでしょう?」

P「俺に隠してること、あるよな」

まゆ「……いつ、気づいたんですか?」

P「バカンスが始まって、二週間くらいかな。確信したのは、今日だったが」

P(――そう、結構前から俺のパンツが何枚か行方不明になっていた。タンスのどこかに突っ込んで忘れたのだろうと思っていたが、荷造りして俺の部屋にはないことに気づいた。パンツが勝手にどこかに行くわけがない。ならば犯人は、ただ一人の同居人であるまゆだけだ)

まゆ「ごめんなさい……つい出来心で」

P「何枚、盗ったんだ」

まゆ「二枚だけ……」

P「どうしてこんなことをしたんだ」

まゆ「Pさんがいけないんです……幽霊がすぐそばにいるかもしれないのに、まゆと一緒に寝てくれないから……! 膝枕でPさんのニオイを覚えさせるから! もうまゆは、Pさんのニオイがないとぐっすり寝られないんです! だからPさんには悪いって思いましたけど……ごめんなさい! 怖くて仕方がなかったんです!」

P「わかった。素直に認めてくれたから、これ以上は責めない。悪いって思ってるならいいんだ」

まゆ「……まゆを、許してくれますか?」

P「ああ、許すさ。盗ったものを返してくれたらな」

まゆ「えっ………………???」

P「まゆ。この上なく純粋な瞳で、どうして? って小首をかしげるのやめよっか」

まゆ「えっ? だって……返すも何も、Pさんのものじゃないですよね?」

P「いやいや俺のものだから。俺が買ったやつだから」

まゆ「あの枕カバー、Pさんが持ち込んだものだったんですか?」

P「えっ?」

まゆ「えっ?」

P「……その、まゆは枕カバーの話をしてたの?」

まゆ「はい。Pさんが使った枕カバーを、こっそりまゆのと交換してましたけど……Pさんはなんの話をしてたんですか?」

P「パンツだけど……」

まゆ「パンツ? Pさんのパンツですか?」

P「うん……」

まゆ「えっ、じゃあPさんは、まゆがPさんのパンツを盗んだって思ってたんですか?」

P「荷造りして、部屋を空っぽにして、それでも何枚か見つからないから……てっきり」

まゆ「……最低です、ってまゆぱんちしたいところですけど、逆の立場だったら絶対、まゆのパンツをPさんが盗んだって考えてしまいますので、ぱんちはナシにしておきます。不問です」

P「じゃあ一体どこに行ったんだ、俺のパンツ」

まゆ「お洗濯だけは、ウサちゃんロボ任せでしたからね」

P「動力炉の排熱を使った温水洗浄と、乾燥室だったか。サハラ砂漠並に危険だから入るなって晶葉に念を押されてたよな……ウサちゃんロボが運ぶ途中に落としたとすると、立入禁止区域に取り残されてるのか……」

まゆ「シェルターが停止してから、回収してもらえばいいのでは?」

P「それしかないな……」

まゆ「ええ……それにしても、本当に、もう終わっちゃうんですね。Pさん、バカンスはどうでしたか?」

P「もちろん楽しかったよ。こんなに充実した日々は社会人になってから初めてだ」

まゆ「ふふっ、それはよかったです。Pさんのお休みをサポートできて、まゆも嬉しいです」

P「まゆは楽しかったか?」

まゆ「はい、それはもう。最初はPさんとの夫婦生活の予行演習、平成最後の忘れられない夏にするんだって息巻いてましたが……途中から、そういうのはもう忘れちゃってて……Pさんと一緒だと、こんなに幸せなんだなって」

P「……ずっと続いてほしい?」

まゆ「いいえ。まゆにとって、まゆの一番はPさんです。Pさんと過ごすシェルターはとっても魅力的です。でも……Pさんと同じくらい、大切なものが外にあるんです。まゆ、実はちょっぴり、寂しいんです。一ヶ月もみんなと会ってませんから。いまはすっごくお仕事がしたいです。みんなとレッスンして、精一杯自分を磨いて……それからファンの方たちに、まゆが感じているこの幸せを、少しでもいいから届けたいです」


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