晶葉「できたぞ助手!アイドルがどんな恥ずかしい質問にも答えてくれるスイッチだ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2018/09/01(土) 11:33:18.99 ID:BVb833NT0
どっぷりドキドキ同棲生活 十日目
まゆ「Pさん……お願いがあります。今日は、一緒のベッドで寝ませんか?」
P「ハハッ、何を仰るお嬢さん。プロデューサーであるこの俺がそんなことを許可すると思って――」
まゆ「せっかくの夏だし、一度くらいホラー映画を見ようって言い出して! 怖くなったら抱きついていいからって! 甘い言葉で誘惑して! 無理やり見させたのはどこのどなたですか!?」
P「ああ、うん。ごめん。何回謝ったかわからないけど、ごめん」
まゆ「本当に、もう! 本当に! なんであんな怖いシーンでヒーハーヒーハー大爆笑できるんですか!? さすがにPさんの人間性を疑いましたよ!?」
P「キャンプ場でリア充どもが無残に殺されるのを見てると、この上なく胸がスカっとする」
まゆ「どういう頭してるんですか!? まゆなんか、最後のボートのところで失神するかと思ったんですからね!?」
P「うん。あそこは俺もびっくりした」
まゆ「ですよね!? 精神が破綻しかかってるPさんでも怖かったんですよね!? なら責任をとって一緒に寝てください! 今日はもう一人じゃ怖くて眠れません!」
P「まゆにdisられるの、思ってたよりずっと辛い」
まゆ「辛いのは私ですからね!? こんなにお願いしてるのに、どうしてまゆのワガママを聞いてくれないんですか!?」
P「ワガママなのは自覚してるんだね。でも流石に担当アイドルと同衾っていうのはね、プロデューサーとしての倫理に反するというか」
まゆ「一緒に寝てくれないなら、おねしょしますよ?」
P「想定外のパワーワードがきたな……」
まゆ「さあ、選んでくださいPさん。まゆと一緒に寝るか、まゆが寝るまで抱きしめているか! いますぐ選んでください。さあ!」
P「もはや二択ですらねえ。ちょっと考えさせてくれる?」
まゆ「ダメです! もうまゆは限界なんです! 映画が終わってから怖すぎてお手洗いにも行けないんですよ!? そもそも同衾うんぬんっていうなら、もうすでにPさんはまゆと一緒に添い寝してるじゃないですか! 今更なにを考える必要があるんです!?」
P「……待った。俺がいつ誰と添い寝をしたって?」
まゆ「あっ」
P「まゆ、こっち見なさい。目を見て答えなさい。俺が、いつ、まゆと、添い寝をしたって?」
まゆ「……ま、まゆの妄想の中のことで……てへっ」
P「どんなにまゆが可愛くても、本当のことを言わないと非常停止ボタンだぞ。事が事だけに、バカンスを棒に振っても構わないからな」
まゆ「……抱き枕スイッチ、です」
P「あーはいはい。なるほどね? 抱き枕がアイドルにしか見えなくなるアレね? つまり俺が抱き枕だと思って抱きしめたり、おっぱいに頬ずりしたり、髪を撫でたりキスしたりしてたのは、本当はアイドルだったわけね。あとで晶葉には泣く子も黙るくすぐりの刑をしてやる」
まゆ「ち、違うんです! 晶葉ちゃんは悪く……いえ、悪い子ですけど。抱き枕スイッチはまゆが半ば脅迫したようなもので」
P「リボンで縛って拷問にしたのか?」
まゆ「まゆはそんなひどいことしませんよ。リボンをにょろにょろさせて凄んだだけです。Pさんはいったいどんな目でまゆを……Pさん? あれ? Pさーん?」
P「……ん? あ、すまん。聞いてなかった」
まゆ「どうしたんですか、いきなり上の空になって」
P「いや、なんだかな。まゆが晶葉にひどいことをしてないって聞いたら、何かとてつもない、筆舌に尽くし難い悪寒が、こう……背筋をだな」
まゆ「そうですか。ところでPさん、ちょっといいですか?」
P「なんでしょう」
まゆ「まゆ、Pさんの抱き枕になったあの日のことは、昨日のことのようによく覚えてるんですけど……おっぱいに頬ずりされた覚えもありませんし、髪を撫でられて、さらにキスまでしてもらっただなんて……そんな幸せな記憶、どこにもないんですけど?」
P「筆舌に尽くし難い悪寒が背筋を這い上がる」
まゆ「な・い・ん・で・す・け・ど」
P「それは、その……」
まゆ「Pさん? まゆの目を見て、答えてくれませんかぁ……?」
P「……お、俺の妄想の中のことで……てへっ」
まゆ「そうですか。じゃあ、まずは一緒にお手洗いに行ってもらえますか? 追求はその後でしましょう。ええ、もう今日は一緒に寝てくれなくても構いません。だってPさんがどれだけ抱き枕スイッチを使ったのか……一晩でその全容が解明できるという保証は、どこにもありませんから」
P「……それでは、お手洗いへご案内します、ままゆさま」
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