晶葉「できたぞ助手!アイドルがどんな恥ずかしい質問にも答えてくれるスイッチだ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2018/09/01(土) 11:32:03.05 ID:BVb833NT0
シェルター・食堂
P「はー、うっま。何だこれうっま。朝から無限に米が食える。おかわり」
まゆ「うふふ……気に入っていただけて何よりです。あ、それでPさん、食べながら聞いてほしいんですけど」
P「はふはふ」
まゆ「バカンス中の時間割をまゆなりに考えてきたんです。シェルターの中は照明の強弱で昼夜を再現してますけど、やっぱり窓がありませんし、生活のリズムを乱さないためにも、時間を決めて行動していくことが大事だと思うんです」
P「せっかくのバカンスなのに?」
まゆ「せっかくのバカンスだからこそ、です。Pさん、仕事がないと好きなだけ好きなことをしてしまいますよね? 目の下にこびりついたクマがいい証拠です。今日は何時間寝たんです?」
P「んー……二時間くらい?」
まゆ「今日はこのあと、何するつもりでした?」
P「せっかくだし、ぶっ倒れるまで映画見ようかなって」
まゆ「……まゆ、怒ったほうがいいですか?」
P「俺は、まゆには優しいままでいてほしい」キリッ
まゆ「じゃあ優しいまゆでいられるように、時間割を決めて、メリハリをつけて生活してもらいますね」
P「バカな……とっておきのキメ顔が利かないだと……!」
まゆ「ほっぺにご飯粒つけていわれても、ちょっと可愛いなくらいにしか思いませんよ」
P「しまった……くそっ、これもまゆの炊いたご飯が美味しすぎるせいだ……(もぐもぐ」
まゆ「というわけで、これが時間割です」
七時起床。
八時朝食。
十二時昼食。
十五時おやつ。
一九時お風呂。
二十時夕食。
二三時就寝。
まゆ「この時間割の中で、さらに毎日一時間、Pさんにはまゆと一緒にジムで運動してもらいます」
P「……いや、待って。いくらなんでも健康的すぎない? 十一時に寝て朝七時に起きるの? ニチアサがライヴで視聴できるじゃん。シェルターだから見れないけど」
まゆ「文句を言う前に鏡を見てください。まだまだPさんは若いですが、若い頃の不摂生は年をとってから急激に来るといいます。今のうちに生活リズムを矯正しないといけません。まゆと一緒に幸せな老後を過ごすためにも」
P「人の人生を自分の人生設計を勝手に組み込むのはどうかと思うけどなぁ……まあ健康になるのは悪いことじゃないし、座ってばかりじゃ身体も鈍るしな……それにせっかくまゆが考えてくれたんだし、この時間割でやってみるか。ちなみにこれは時間厳守なのか?」
まゆ「睡眠時間以外は、臨機応変ということで」
P「わかった。ご飯食べたら、運動にしよう」
まゆ「まゆはジャージに着替えてきますね。洗い物は流しのたらいに浸けておいてください。では、ジムで」
シェルター・ジム
P「これが狙いだったのか……まゆ」
まゆ「ええー、なんのことですかー? まゆはただ、運動の前のストレッチをお願いしただけですよぉ?」ニマニマユ
P「じゃあ断ってもいいよな?」
まゆ「もちろんかまいせんよ? そのときはPさんのストレッチは、奈緒ちゃんだけの特別なものだって、みんなに言いふらしちゃうだけですから」
P「クソッ! 網にかかった獲物ににじり寄る蜘蛛のような目つき……タレ目と相まって、すごく蠱惑的なのが腹立たしい! ええい、ままよ! そこに座れまゆ! まずは前屈からだ!」
まゆ「Pさぁん? まさかとは思いますが、当たり触りのないストレッチで、お茶を濁すつもりじゃないですよねぇ? まゆは奈緒ちゃんがいつもしてもらってるのが――」
P「本当に奈緒にいつもやってるやつでいいんだな?」
まゆ「はぁい、もちろんです。まゆの全身を、隅々まで、Pさんの手でほぐし……痛ぁっ!?」
P「はっはっは、そりゃ奈緒はレッスンのあとにやってるんだぞ? 身体があったまってない状態でやるとかなりキツイんだが……仕方ないよな。まゆがやってほしいって望んだんだからな」
まゆ「あっ、ちょっと!? Pさん!? まゆの身体はそんなに曲が、まがらっ、あっ! ああーッ!?」
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