晶葉「できたぞ助手!アイドルがどんな恥ずかしい質問にも答えてくれるスイッチだ!」
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13:名無しNIPPER[saga]
2018/09/01(土) 11:27:20.75 ID:BVb833NT0
晶葉「ままゆさま、同棲生活が終わっても、FA:Gは記憶とともに残ります。助手の部屋のショーケースに飾られることとなるでしょう。ショーケースの娘を見るたびに、助手はままゆさまのことを思い出すのです。楽しかったな、またまゆと一緒に作りたいな……そしてそんな想いを募らせた助手に、ままゆさまがブキヤオンラインのページを見せていうのです。新しい轟雷ちゃんも可愛いですね。一緒に買って妹を作りませんか、と。この誘いを断れるほどの意志力は助手にはありませんし、模型を作るスペースというのはプライベートの中のプライベート。ままゆさまがゴリ押しすれば、助手の部屋で一緒に作るということにも……」

まゆ「あっ、まゆ知ってますよ? プラモデルってものすごく時間がかかるんですよね? それを二人で作るんですよね? たくさんPさんのお部屋にいられるんですよね? そしたらお腹も空いちゃいますから、ご飯も作らないといけませんし、二人で夢中になりすぎて終電もなくなっちゃって、そのままなし崩し的にお泊りの流れですよね? Pさんと一晩をともにしちゃうんですよね? お風呂上がりのまゆにムラムラしちゃったPさんと、夜の共同作業ということも有りえますよね? そうですよね晶葉ちゃん」

晶葉「おっしゃる通りで。付け加えておくと、プラモを作るために足しげく通う様は、はたから見れば通い妻になるかと」

まゆ「そっ、そんな……妻だなんて/// まだ入籍もしてないのに……///」

晶葉「それに、趣味に理解のある嫁というのは何物にも代えがたい財産です。一緒にプラモをしてくれてお化粧までしてくれるとか、結婚を前提としたお付き合い以外に考えられないでしょう。正妻戦争はままゆさまの勝利で間違いありません。いかがでしょうか、ままゆさま。助手と一緒にプラモを作るというのは」

まゆ「はい、決めました。まゆがごうらいちゃんを産みます!」

晶葉「ふははははは! 話はまとまったぞ助手! ままゆさまが御仏にも等しい慈愛の心で、轟雷を一緒に作ってくれるそうだ!」

P「いったいどんな手品を使ったんだ晶葉!? こうしちゃいられねえ、まゆ、出かけるぞ! とりあえずブキヤ(実店舗)に直行だ!」

まゆ「えっ、それってデートですか!? デートですね!?」

P「ああ、そうだ! 模型屋で彼女連れの男を見るたび、塗料が浸透して関節パーツがバラバラに割れる呪いをかけてきたが、今日という今日は俺が奴らに目にもの見せてくれる! まゆの顔面偏差値に瞠目して、彼女にケツをつねられればいいんだ! ふははははは! 愉快痛快気分爽快! 行くぞまゆ! 近隣の模型屋という模型屋にお礼参りをしてやるぜ!」

まゆ「えっ、えっ? あの、Pさん、今日はまゆ、おニューのパンプスなので、たぶんそんなに歩けないんですけど……」

P「歩けなくなったら抱っこしてやるから!」

まゆ「地の果てまでもお供しますっ!」フンスフンス

晶葉「……行ったか。それにしても本当にままゆさまは、助手が関わると、こう……ポンコツなんだな……。まあいい、これで助手とままゆさまのドキドキどっぷり同棲生活は確定した。計画の第一段階はクリア……あとは二人がシェルターに入居する前に、依頼された例のスイッチを完成させるだけだ……今日も一日、がんばるぞい!」


 ――土曜日、午前0時。Vault346隔壁前。


晶葉「……来たか、ふたりとも」

P「おっす晶葉。なんだ、顔色が悪いな? 唇もカサカサだぞ?」

まゆ「晶葉ちゃん大丈夫ですか? まゆのでよければリップクリームお貸ししますよ?」

晶葉「平気だ。二人が快適なバカンスを過ごせるよう、徹夜でシェルターの調整をしていたのでな」

P「晶葉、お前……なんていいやつなんだ! 感激のあまりにキスしたいという衝動が抑えきれない! 右ほっぺにちゅーしてやる!」

まゆ「じゃあまゆは左ほっぺに、ちゅーです♪」

晶葉「(ハンカチで右頬を拭いつつ)私が言うのもなんだが、お前らテンションおかしいぞ?」

P「社会人になって幾星霜。思い出せないほど遥か彼方に置き去りにした、少年時代の夏休み。社会という同調圧力の中でもがき苦しみのたうち回ったその果てに、ようやく俺は純粋だったあの頃に戻れるんだ。汗と涙と血と泥と煤で汚れた心を、俺はやっと洗濯できる。これに心躍らずは人間に非ず!」

晶葉「ああ……うん……? そうか……うん、疲れてるんだな、助手」

まゆ「まゆは今日という日が楽しみすぎて、お布団に入っても全然眠れませんでした。だからPさんが迎えに来てくれるまで、ずっとバカンスのしおり(Vault346マニュアル)を読んでたんです。きゃはっ☆」

晶葉「ままゆさま、落ち着いてください。キャラがおかしなことになってます。シェルターに入ったらまず寝ましょう。ご安心ください、シェルターには家事代行ウサちゃんロボが待機してます。助手は一日二日はほっといても大丈夫ですから、とにかく寝ましょう」

まゆ「えっ、でもせっかくPさんと一緒に過ごせるのに……もったいなくて眠てられなんかいられません! まゆは力尽きるまでPさんと添い遂げる所存です!」

晶葉「これはいかん。助手、ままゆさまがご乱心だ。シェルターに入ったらシアタールームに直行して、膝枕して差し上げろ」

P「合点承知の助」

晶葉「ままゆさま、助手にはバカンスに関する最後の伝達事項がありますので、先にシアタールームに向かってください。ソファーの向きを調整して、ブランケットやドリンクなどの準備を整えるのです。助手の膝枕で安らかな眠りに落ちるための、ベスト・オブ・ベストプレイス環境を構築するのです」

まゆ「まあ素敵っ! それじゃあ、Pさん。クーラーボックスに水と氷と瓶コーラ、ありったけ詰め込んでおきますね」

P「まゆサイコー。あとセットする映画なんだけど」

まゆ「紅の豚ですよね? 知ってます」

P「まゆすき。ほんとまゆすき」

まゆ「ふふっ。あとでたくさんナデナデしてくださいね……♡」

晶葉「……いや、もう。すごいな。ままゆさまのあんなに高いスキップ、見たことないぞ」

P「エレベーターからここまで、二人で手をつないでスキップしてきたぞ? るんるんるーんって」

晶葉「見てなくてよかった。さて、助手にはシェルターの調整と平行作業で作っておいたこれを渡しておこう」

P「そんな余計な仕事するから徹夜になるんだぞ? で、なんだこれ。缶コーヒーくらいの大きさの……なんだこれ? 思いっきり『DANGER』って書いてあるけど。」


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