【シュタゲ】相似感情のウィンドミル
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13: ◆K3Kbcj/nTY[saga]
2018/08/31(金) 21:18:13.10 ID:fSt5IFCp0



「クーニャン、ちょっとこっち来てニャ?」
「へ、私?」
 まさか指名されると思わなかったのだろう、紅莉栖は素の声を上げて確認を取る。

「そうそう。こっち来て、手を出して……はいニャ♪」
 何も分からぬままフェイリスの前に出た紅莉栖は、言う通り手を出し、そこに渡されたのは――。

「……あの、フェイリスさん。これは?」
「猫耳ニャン♪」
 そう、猫耳だ。
 メイクイーン・ニャンニャンで制服として使われている小道具の黒い猫耳だ。
 フェイリスもまゆりも、他のメイドも着用しているものと同じもので、尖ったフォルムをしているのが特徴的な猫耳。

 初めから用意してたらしい、それを紅莉栖の前に差し出したのである。

「……ごめんなさい、説明を求めるわ」
 突然の猫耳に困惑する紅莉栖だが、俺は紅莉栖に手渡された猫耳を見て瞬時に理解してしまった。


 相変わらずの笑顔でフェイリスがにこにこしているので埒が明かないと気づいたからか紅莉栖は俺の方を見る。

「岡部、三行」
 今北産業とでも言う勢いで短く俺に問いかけた。

 ラボの時から思ってたがこいつ、まだ会って長くないと言うのに@ちゃん用語を出すのにためらいがないな。




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