【シュタゲ】相似感情のウィンドミル
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14: ◆K3Kbcj/nTY[saga]
2018/08/31(金) 21:18:39.02 ID:fSt5IFCp0



「よかろう。教えてやる」
 紅莉栖の要望でもあるし、仕方ないのでのってやることにする。

「扇風機」
「条件」
「クリスティ・ニャンニャン」

 うむ、実に今北産業に適した言葉だ。

「は? クリスティ・ニャンニャン……?」
 対する紅莉栖は浴びせられる不可解なワードに思考がフローしかけている。
 しかし、俺の説明をもってしても理解しない紅莉栖を他所にフェイリスは止まる様子を見せない。

 制服のサイズがどうだの、着替えがどうだの、記念撮影がどうだのと色々まくし立てるように説明している。

 その顔はまさに期待する目であった。


「M?試着? ……って、まさか――」

 まるで推理をするかのようにフェイリスの言葉を一つ一つ紐解いてようやく解を得た紅莉栖。

 その時の声と表情は、科学者とは無縁のものだった。


「やらない! やらないからなっ!?」
「何を言っている助手よ。お前がやらねば扇風機は手に入らないのだぞ?」
「だからってなんで私があの制服を着なきゃならんのだ!」

 早速涙目になっている。まさかこんなことになるとは思っていなかった顔である。

「マユシィも言ってたんニャけどー、クーニャンは美人さんニャからメイクイーンの制服がとっても似合うと思うのニャン!」
「うっ……そう言ってもらえるのは嬉しいけど、やっぱ無理ー!」





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