丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
1- 20
62: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:04:56.80 ID:YDitP8hM0
丹生谷「ちょっと他の宝石見てくるわ」
勇太「おうっ」
丹生谷はそう言って消えて行った。
ん?なんだ?髪留め?銀色でダイヤの光がまばらに広がっている、
きらきらした銀色の小さなヘアクリップが、俺に訴えかけるように存在感を増している。
丹生谷のヘアクリップとそっくりだ。
まるで色違いと言った方が正しい。銀色のキラキラがより強い。というより同じメーカーなんじゃないか?
いや、さすがに宝石メーカーに取り込んだ有名企業でもないだろう。名前知らないし。
4万かー。高すぎる。この財布じゃ一発ノックアウトだな。
でもキラキラしてるな。こんな場所にいて誰か買うのだろうか?
薄暗く照らす店内に、一様に輝きをもたらすヘアクリップ。美しい女性のために飾る象徴。
これ飾っている人見たことがないが、飾り付けたら相当きれいなんじゃないか。
そんな人が世の中にいるだろうか。こんな現実離れしたものを好む人は。
丹生谷だったら......喜んでくれるだろうか。
でも迷惑だし、派手もの町で歩いていたら顔を覚えられるだろ。まずいない。
町に持っていけない実用品なんて女性全般嫌うだろ。



でも、




きれいだ。





丹生谷「とがしくーん!!」
勇太「お、帰ったか」
丹生谷「みてみてー!いいのがあったの!すっごく綺麗!」
勇太「ああ!どんなの!?」




丹生谷「......きれいね」
勇太「(宝石に見惚れすぎた。いつまでも見てるわけにいかないよな)」


もう時間だぞ丹生谷、少し急がないと服に時間さけなくなる。そう思う。



勇太「丹生谷、行こうぜ」パッ 手握ぎ





丹生谷「きゃっ」





丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
勇太「......どうした?」
丹生谷「えっ......。あの、別に」
勇太「行こう!」
丹生谷「う......うん」
勇太「」トコトコトコ
丹生谷「富樫君......」ボソッ トコトコトコ
勇太「ん?」
丹生谷「ああ、ううん。気にしないで......」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
123Res/338.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice