丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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44: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:32:00.90 ID:YDitP8hM0
第4話「私は今、馬に乗っている」

勇太「イタリアンレストランの料理、マジでうまかったなー!どの店にもあのディアボラはなかったし!」
丹生谷「あそこ美味しいわよね!!チーズトマトピザのチーズが異様に長くて、
しかもチーズたっぷりだからびっくりした!!!」
勇太「鹿肉どうだった?」
丹生谷「なんていうか例えられない特有の味だったわ。でもジューシーでおいしかった」
勇太「そうなのか今度食べようかな。なんか腹減ってくるな///」
丹生谷「大食い!///」
勇太「次......」
丹生谷「どこ行く?」
勇太「映画館行く?別にする?」
丹生谷「私はいいわ。何見たいの?」
勇太「うん」
丹生谷「どんなジャンル見てるの?気になる〜」
勇太「その......恋愛もの」
丹生谷「あ、私に気遣わなくていいから」
勇太「だから恋愛もの///」
丹生谷「えっ!?うそっ!?あの富樫君が!ありえなーい///」
勇太「本気で好きなんだって!」
丹生谷「鈍感なのに!?デートアシストしてもらうほどなのに!?」
勇太「やめろリアルは違う/// 俺も胸キュンするの好きだから......。
女子に混じって上映楽しんでるんだけど終わったら気分が楽になるのが最高だよな!
特に友達の関係を築く甘い蜜が!!!」
丹生谷「恋愛もの好きなんだ......きしょ!」
勇太「わるうございました!......どうせなら褒めてくれてよかったのに」
丹生谷「はぁ!?あんたといてちっとも嬉しくないわ!
そんなに好きならもっとエスコートぐらいできるでしょ!」
勇太「作りと現実は別だろ!恋愛映画の中ならいつでもイケメンになれる!」
丹生谷「うっわーーーー!!!ナルシスト!!!鏡見たら?
まぁ面白い作品はそうよね。私ね、映画好きじゃないの。なんつーか。暗い」
勇太「ああ〜」
丹生谷「日本の作品って何か暗いのよ。じめじめしてるというか。
ぼそぼそ何喋っているのかBGMにかき消されて聞きにくいし!
人が暗さで分からないし!謎の顔ドアップがきもっ!展開長いしつまらないし!
電話切れたときの、もしもーし、のあれ何!?棒読み俳優金払っているのに呼ぶな!それに高いし!」
勇太「全部嫌い?」
丹生谷「逆だったらいいのよ!最初から最後までギャグに徹していると笑って終わってみてよかったって!」
勇太「そうそう!分かる!青春ものを見終わって上映から出るときのあのさっぱり感ずっと浴びていたい」
丹生谷「よね〜!名作は違うわ。駄作は詐欺。これ絶対」
勇太「じゃ、スルーしていい?」
丹生谷「うん」
勇太「次は......」
丹生谷「ねえ、君の膵臓を食べたいって映画あったじゃない。
甘い蜜の詰まった青春映画っての聞いているんだけど、どう考えてもタイトルがパニックモンスター映画よね/// 
キサマノシンゾウヲヨコセー ワタシトヒトツニナロウジャナイカー!!! ガブリムシャムシャ」
勇太「/////////// ほらっいくぞ///」

取りあえず街をぶらぶら歩こうと散歩する。そうだ!ショッピングモールに行こうか!
丹生谷っていい人だよな〜。わざわざ俺と付き合ってくれるし、フォローしてくれるし。
されてばかりだ。それに......俺男の子だし。
整った鼻、くりっとした目、ふくよかな胸、スラっとした腰つき、しり......。
あかん......股間がおっきくなっちゃう......!
でも服にセンスを感じないというか、そこでマイナスに感じてしまう。
例えば、あそこで過ぎ去っていく歩いている夏服の女性。
上は茶で下は白、スカートも白くてもふもふでかわいい。まるで天使の衣装。あ、以外と顔もいいかも......。
丹生谷「富樫君......富樫君......富樫君!!!」
勇太「ひっ!?」
丹生谷「首、あっちのほうに向いてたわよ!人危ないからこっちに寄りなさい!」
勇太「すまん景色が奇麗でさ」
丹生谷「お猿さんみたいにあっち向いてたじゃない!」
勇太「見てない!」
丹生谷「ほんとに......?」
勇太「悪かったよ。ただ服が奇麗で丹生谷もそうだったらいいなーって思っただけ」
丹生谷「分かったわよ!ごめんね私、かわいい人じゃなくて!」
勇太「丹生谷も丹生谷もかわいいって!ほんと!」
丹生谷「ほんと?嘘でしょ」
勇太「だからごめんって!」

丹生谷「あ〜疲れた。休憩しましょう。行き先のないぶらぶらやめてよね!」
勇太「えっと......あ、あそこの噴水、公園じゃないか?休もう?」


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