23: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 19:48:25.21 ID:YDitP8hM0
丹生谷「」じー...... 胸サッ
勇太「」じー......
丹生谷「」胸サッ
勇太「え、と。あのさ話変わるけどさ、どうして女の人って金髪でバイクに乗っている人に惹かれるんだ?」
丹生谷「きしょ......」
勇太「......」
丹生谷「おっぱい見るな。スカート見るな。貴方一体何を考えているの!?」
勇太「えっと」
丹生谷「顔見るな!きゃー!!!!」
勇太「じゃどこ見て話せばいいんだよ!?」
丹生谷「きゃーーーーー!!!犯されるー!!!!!!!!!」
勇太「やめろ!誤解されたらどうすんだ///」
丹生谷「ねえ、さっきまで何の話してたっけ?」
勇太「小鳥遊さんのほかに好きな人がいるかって話」
丹生谷「あ!そうそう!」
勇太「(なにか嫌な予感)」
丹生谷「ん〜。くみんかわいい?」
勇太「うん」
丹生谷「えー!かわいいって言ったあ!!!」
勇太「違う!違う!顔が好みなだけで性格がダメ」
丹生谷「まさか富樫君!えっ!」
勇太「いやいや違うって!無口であまり関わらないけど好き。
だけど顔は好きってだけで、あとスタイルもいいし俺のハートにドストライクだし、
あと母性溢れる感じ?がいいってそれだけ。失敗したときも笑って許してくれそうで......あれ?思ったより好きだ」
丹生谷「あー。あー!あー!」
勇太「違う!違う!やめろ!落ち着け!」
丹生谷「顔もいい。体もいい。性格もよほど悪くはない......はは〜ん富樫君、ちょっと私とかつ丼食べに行こうか」
勇太「そうじゃないっての!!六花が本当に好きだ!本当に好きだから。愛してるんだ!その領域まで行ってないの!」
丹生谷「どうだかねえ、分からないよ〜大切な妻を差し置いてこんなに長所あげるのなかなかないと思うんだけどな〜」
勇太「うん!わかった!わかったから!く・み・んはブス!」
丹生谷「あははは!ははははははは、
ちょっと待って、あっははははは!おかしい!おかしい!お腹が痛い!あははっはっは!やめてよ!はぁ、はぁ。......ぷっ」
うっ......屈辱。ごめんよ、くみん。
丹生谷「うんうん分かった。真っ白だね。ありがとう富樫君」
勇太「ありがとう。でもこのこと話すなよ。それだけでいいから、すごく感謝してる」
丹生谷「え〜気分次第でぽろっと言っちゃうかも。うっかり」
勇太「だからやめろって言ってるだろ!」
丹生谷「じゃあ〜。あ!あのね、この件はみんな内緒にしてほしいんだけどね。ここだけの話、あいつ嫌いなのよ」
勇太「えっ?」
丹生谷「ただ寝てるならいいんだけどね、起きると皆くみんに構うじゃないわいわい。
なんでただ寝てるってだけなのにあんなにちやほやされるか分かんないの。
バカでサルな男はともかく全員集まるなんて。別に運動部で頑張ってるわけじゃないのにさあ。
おまけにあいつのスタイル見てよ。ムカつくでしょ。
日ごろただぼーっと寝てるだけなのに意味わかんないどうやったらあんなにスタイルもいいの?
私も学級委員長なりかけしたし努力してるのに不公平!私みたいだったら地位も友達もみんな取られてたほんっと怖いの」
勇太「同族嫌悪ってやつ?」
丹生谷「そうそうそう!!!それ!!私みたいに運動家だったら即潰してたわ〜」
勇太「そんなのひどいじゃないか!!」
丹生谷「分かってないな〜。私の居場所がなくなるのよ!かわいそうだとは思わないの!!」
勇太「絶対ない!金輪際ない!!いくら何でもそのセリフを喋っちゃいけなかった!お前の好感度......だだ下がり」
丹生谷「はぁ!?」
勇太「死ね」
丹生谷「かわいそうじゃない!!」
勇太「かわいそうじゃない!!」
丹生谷「かわいそうじゃない!!」
勇太「かわいそうじゃない!!そんなに元気なら他でもやっていけるだろ!」
丹生谷「うっさい!」
勇太「お前はそんなか弱い女の子だったのか?」
丹生谷「えっ?」
勇太「可愛い。反論されるとすぐ赤くなる。
丹生谷ってそういう弱さ見せる可愛い一面あったんだな〜おどろきだー。さっきのお返し」
丹生谷「ひゃっ///」
だんだん丹生谷の顔が肌色からトマトみたいに蒸発した。
丹生谷「もうバカ!!」
肉づいた柔らかい手でパシッと頬をはたいた音が、空高くこだました。
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