学年主席の女子高生「私があなたに告白の仕方を教えてあげる」
1- 20
9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 22:16:04.74 ID:hwnXhZn00
「疲れた」
「えっ? もう?」

元気だったのは最初だけ。すぐにバテた様子。

「喉渇いた」
「んじゃあ、スタバにでも行ってみるか?」
「豚箱?」
「スタバだよ! コーヒーを飲む店!」
「ああ、あの伝説の……」
「駅前に伝説があってたまるか!」

これも引きこもりの弊害か。嘆かわしい。
地元なのに、行ったことがない様子。
先行きに不安を感じつつも、入店。

「見て、人がゴミのようだわ」
「失礼だろうが! 口を慎め!」

丁度休日ということもあって、混雑していた。
どうやらこの女は、人混みが大の苦手らしい。
ガリ勉の口の悪さに辟易としながら注文する。

「ヘーゼルナッツアイスカフェモカのトール」
「何それ、呪文?」
「呪文じゃなくて注文だよ。お前は?」
「そう言われても、わからないわ」

そう言って俯くガリ勉の哀しげな表情を見ていると、人目を憚らず抱きしめたくなって、そんな気持ちを誤魔化す為に早口で呪文を唱える。

「アイスエクストラショットソイキャラメルキャラメルマキアートのトールをください!!」
「二度もキャラメルって言う必要ある?」
「も、文句があんなら自分で注文しろ!」
「いいえ。あなたが選んでくれたのだもの」

ここぞとばかりに、笑顔になるのは、反則だ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
18Res/20.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice