学年主席の女子高生「私があなたに告白の仕方を教えてあげる」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 22:18:56.25 ID:hwnXhZn00
様々な困難に直面しつつも、喉を潤す。

「美味しい」
「そりゃ、ようございましたね」

どうやら口に合ったらしい。ほっとしたら。

「あなたのも飲みたい」
「はいはい……って!」

ついつい、自然な流れで手渡してしまった。

「どうかしたの?」
「いや、別に……」
「うん、これも美味しいわ」
「そ、それなら良かった」
「じゃあ、次は私のを飲んでみる?」

まあ、そうなるよな。ストローが魅力的だ。

「いや……遠慮しとくよ」
「豆乳嫌いなの?」
「そうじゃなくて、その……」
「どうしたの?」

どうも、この女は全然気づいていないらしい。

「これって、たぶん……間接キス、じゃね?」
「は?」
「だって、同じストロー使ってるし……」

どうしてこんなことを説明しているのだろう。

「だから、間接的にキスしたことに……」
「……ッ!」

ようやく気づいたか。今更顔を赤くすんなよ。

「まあ、気にすんなよ! 事故だからさ!」
「……気にするに決まってるでしょ」
「そ、そんな深刻になられても困るんだけど」
「うるさい! 責任取って!!」

何故か、俺は責任を取らされることになった。


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