学年主席の女子高生「私があなたに告白の仕方を教えてあげる」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 22:21:00.89 ID:hwnXhZn00
「どう責任を取ればいいんだよ?」
「そんなの自分で考えて!」

こうして波乱万丈なデート体験は幕を下ろし。
それから俺は、夏休み最終日まで悩み続けた。
ちなみに、連日ガリ勉宅に通い、宿題をした。
おかげでどうにか終わったが、難問は残った。

「水に流してくれるつもりは……」
「ない」
「……よな。くそっ、参ったなぁ」

結局、問題は解決しないまま。
明日から新学期。ちょっと気まずい。
不注意とはいえ、流石に不味かった。
少しは責任を感じてしまう。本当に参った。

「何をそんなに悩んでいるのよ」
「んなこと言ったってどうしようもないだろ」

途方に暮れていると、ガリ勉がぽつりと囁く。

「……あるわよ。責任を取る方法がひとつだけ」
「ほ、本当か!? 教えてくれっ!」

藁にも縋る思いで尋ねると、こう言われた。

「私と付き合えばいい」

それが冗談か本気か、俺にはわからなかった。


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