学年主席の女子高生「私があなたに告白の仕方を教えてあげる」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 22:10:03.99 ID:hwnXhZn00
「どうしたの?」
「えっ? なにが?」
「さっきから、上の空だけど」
「いや、なんだろ、風邪かな?」

いかん。全然集中出来ない。意識してしまう。

「大丈夫? 熱は……」
「ふぁっ!? な、なにするだっ!?」

おもむろに、額に手を当てられ、狼狽すると。

「熱いわね。今日はここまでにしましょう」
「だ、大丈夫だって! 元気だから!」
「いいから、明日に備えてゆっくり休んで」

有無も言わさぬ口調に頷くことしか出来ない。

「病欠は認めないから」
「はい、這ってでも行きます」
「よろしい。楽しみにしてるわ」

不敵な笑みに不安を感じながら、思い返す。

『明日、私とデートしなさい』

これが、ガリ勉に突き付けられた交換条件。
なんでも、一度は体験してみたいとのこと。
こいつも一応、色恋に興味があるらしい。
恐らく、さっきの少女漫画の影響だろう。
俺としては背に腹は代えられず、承諾した。

だから明日は2人で街にお出かけするのである。


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