4: ◆DGwFOSdNIfdy[saga]
2018/08/25(土) 14:44:14.34 ID:e8YWyB1SO
校門前。下校中の最原と赤松が並んで歩いている。
赤松「白無垢、どうだった?」
最原「うん、凄いよね。東条さんが殆どひとりで仕立て上げてくれたけど、かなり本格的だった」
赤松「確かにそうだけど、もっと他に言う事があるんじゃないかなーっていうか…」
最原「?」
赤松「うー…はっきり言わないと解んないかなぁ」
赤松「今回の脚本書いたのって最原くんでしょ」
不思議そうな表情をしつつも頷く最原。
赤松「私の花嫁姿が見たかったからそういうお話にしたんじゃないの?」
最原「え?そもそもその時点では赤松さんが主演って決まってた訳じゃないけど…」
最原「…いや、でも『赤松さんがその役を演ってくれたらいいな』とは思ってたかも」
赤松「本当?」
最原「こんな事で嘘なんか吐かないよ」
赤松「だったら、言うべき事があるんじゃないの」
最原「あっ…ごめん、赤松さん」
最原「今更言っても、言わされてるみたいで嬉しくないかも知れないけど…本当に似合ってたし、奇麗だったよ」
矢庭に赤松が背を向ける。
最原「もしかして怒った?」
赤松「ち、違うよ。なんだか照れ臭くなっちゃって」
ズームインで、赤松の朱に染まった耳が大きく撮し出される。
赤松「その言葉をキミの口から聞きたかったの。ありがとう、最原くん」
赤松がその場で半回転する。見詰め合うふたり。
最原「赤松さん…」
赤松「最原くん…」
一方、校門の向こうでは夢野・茶柱・アンジーがその一部始終を見守っていた。
夢野「あやつらは本当に仲がいいのう」
茶柱「ぐぬぬ…あの男死、また赤松さんを誑かして…」
アンジー「転子は終一と楓が羨ましいんだよねー?だったら転子も、ふたりに負けないくらいらーぶらーぶすればいいんだよー」
茶柱「なるほど、アンジーさんもいい事を言いますね。という訳で夢野さん、転子とイチャイチャしましょう!」
夢野「んあー、早く帰って寝たい…」
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