3: ◆DGwFOSdNIfdy[saga]
2018/08/25(土) 14:41:59.38 ID:e8YWyB1SO
最原が職員室の前に到着する。
最原「失礼します。モノクマ先生はいらっしゃいますか?」
モノクマ「いるよー」
職員室の隅で、モノクマは机に突っ伏したまま面倒臭そうに手を振っている。
最原「部活終りました」
モノクマ「んー、お疲れ。早く片付けて早く帰ってね」
最原「それと、合宿なんですけど」
モノクマ「なんだよ合宿って」
最原「秋の大会に向けて長期休暇中に合宿をしたいって前から相談してましたよね…?」
モノクマ「あーあー聞こえなーい。ボク知らなーい」
最原「……」
モノクマ「大体さ、必要性を感じないよね。練習なら学校ですりゃいいじゃん」
最原「…もういいです。先生ならそう言うだろうなって思ってたし」
最原が科白を言い終えた瞬間、職員室中の人や物の動きが一斉にストップする。
動いているのは最原だけ。彼がモノクマに背を向けて歩き出すと、それに合わせて背景がゆっくりと横にスライドし演劇部の部室に切り変わる。
最原が椅子に座ると静止していた部員たちが動き始める。
最原「という訳なんだ」
春川「やっぱそうなるよね」
茶柱「ほんと教師のクズですね、アレは」
赤松「結局合宿は無しかぁ…部活のみんなでお泊まりしたかったな」
入間「オレ様は別に無くなっても構わねーがな」
夢野「赤松は入間と違って楽しみにしていたからのう」
アンジー「主はいいました…部員で旅行に行くだけならモノクマなんていなくてもいいんじゃないかと…」
東条「最早合宿でもなんでもないわね」
赤松「本音を言うと遊びたいだけだからね、結局」
最原「じゃあ伝える事は伝えたし、今日はもう解散で」
44Res/52.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20