生徒会長「君の名を呼びながら胸を揉むと、すごく気持ち良いんだ」庶務「はい?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/08/24(金) 21:45:43.80 ID:a6hnrGwy0
「たく、弱えー癖に無茶しやがって」
「すみません……」
あまりに情けない回想を終えて、現在。
あの日からずっと、俺は呆れられている。
我ながら、酷い失態だった。格好悪い。
とはいえ、誰だってあんなもんだろう。
なにせ、喧嘩の経験などなかった。
盛大にびびって、おしっこが漏れそうだった。
だからまあ、漏らさなかっただけ、マシだ。
「でもまあ、なんつーか、あの時……」
「えっ? なんですか?」
「ちょっとは、その、嬉しかったというか……」
何やらゴニョゴニョと口ごもる議長。
声が小さ過ぎて、よく聞こえない。
嬉しかったと聞こえたが、何故だろう。
俺の転ぶ姿に喜びを感じたのか。何それ怖い。
「あの、嬉しかったと言うのは……?」
「だ、だからっ! ……チッ。どうやら時間だ」
気になって尋ねると下校のチャイムが鳴った。
やむなく、片付けに入る。雑草を捨てにいく。
すると議長が、俺から手押し車を奪い取って。
「あとはやっとくから、お前は帰れ」
「いや、でも……」
「さっきからお姫様がお待ちかねらしいぜ?」
顎で生徒会室を示す議長。
まさかと思い、校舎を見上げるも。
窓から見えたのは会長の後ろ姿だけだった。
「揶揄わないでくださいよ」
「嘘じゃねーよ。さっき睨まれたし」
「会長が睨んだ? またまたご冗談を」
「うるせぇ! いいからさっさと帰れっ!!」
ヘラヘラしてたら、怒られた。
相変わらず、キレるポイントがわからない。
悪い人ではないのだけど、気難しい人だ。
こうなったら聞く耳を持たないので仕方なく。
後片付けを任せて、その場から立ち去った。
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