前世で評価される話
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5:名無しNIPPER
2018/08/22(水) 18:22:10.24 ID:Lk7EkXPWO
佐和が指さした前世書に並んでいたのは、殆どが前世の妻の男性遍歴だった。

前世の僕と近づくべく、彼女は多くの男と体を重ねていた。邪魔な女を消すために、僕に良いように紹介させるために。その中には前世の親友や上司の名前もあった。

「幻滅した?」

「そんなことないよ」

本心だった。そこまでの目的意識を持って行動していた前世の彼女に、一種の尊敬の念さえ抱いていた。

「これが今の佐和ってわけでもないでしょう」

それ以降、お互いの前世について触れることは無くなった。


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