2: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:52:15.49 ID:R0OKRz5m0
――ラグーン商会、事務所
レヴィ「はぁ!? んだそりゃ!!」
ロック「大きな声を出すなよ、レヴィ」
3: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:53:48.07 ID:R0OKRz5m0
――リップオフ教会管轄、孤児院兼保育所
ロック「えー、はじめまして。ヨランダ院長先生の代わりに今日一日みんなのお世話をすることになりました岡島緑郎といいます。みんなには馴染みがなくて覚えにくい名前だと思うので、ロック先生って呼んでください」
ガキ共「はーい!!」
4: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:54:32.17 ID:R0OKRz5m0
レヴィ(ちょいと様子を覗きに来りゃ、案の定コレかよ。かーっ、見てらんねぇぜ。ったく)
エダ「ヘイ、こんなとこでなにしてんだよトゥーハンド。ここはあんたみてぇな悪党が来ていいとこじゃないよ。サツ呼んでブタ箱にブチ込んでもらおうか?」
レヴィ「この街のムショなんざザルみてーなもんだろが。それに今日は日曜だ。自宅にかけてもワトサップは来ねーだろ。どーせ、昼過ぎまで起きやしねーよ」
5: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:55:20.46 ID:R0OKRz5m0
ロック「どうしたんです? シスターエダ……って、レヴィじゃないか。てっきり来ないと思ってたのに」
レヴィ「バッカてめぇ。勘違いすんなよ? あたしはただ、酒が切れたから買い出しにきただけで」
ロック「えっ? でも、ここかなり街外れだから買い物するならもっと近場でもよかったんじゃ――」
6: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:56:07.69 ID:R0OKRz5m0
レヴィ「あー、てめぇら。耳の穴かっぽじってよぉ〜く聞きやがれ。あたしはロックみてーに甘くはねぇ。あたしのことはレヴェッカ姉さん、もしくはアネゴと呼び敬うこと! それから、あたしはてめーらのクソの世話なんざしたくねぇ。垂れたらケツはてめーで拭きやがれ。んで、最後に。何か言いてえことがあるんだったら言葉の前後にサーをつけて発言しろ。わかったか、クソガキども」
男児A「ねぇねぇ! なんで肩に絵が描いてあるのー?」
男児B「そのピストルかっこいー! ねぇ、貸して貸してー!」
7: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:56:53.41 ID:R0OKRz5m0
乳児A「びええええん!!」
ロック「ほーら、起こしてごめんよ〜。怖かったね〜。ほら、レヴィ。君もあやしてよ」
レヴィ「あー?! なんだって? うるさくて聞こえねーよ!」
8: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:57:25.86 ID:R0OKRz5m0
ダッチ「おいおい、いったいこりゃあ何の騒ぎだ?」
ロック「ダッチ!?」
レヴィ「いや、実はよ……」
9: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:58:09.55 ID:R0OKRz5m0
ダッチ「いいかレヴィ。赤ん坊って生き物は大人の機嫌を察知する能力に関して言えばこの地球上でナンバーワンだ。おめーさんみたいに年中殺気なんぞ垂れ流してりゃこうなるのは必然。大事なのは赤ん坊の警戒心を解いてリラックスさせてやることさ」カチャ
ロック(ダッチがサングラスを!)
レヴィ(外した……だと……?!)
10: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:58:54.20 ID:R0OKRz5m0
レヴィ「はあ……銃を持たせたら天下無敵のレヴェッカ姉さんだってーのに」
ダッチ『銃は俺が預かる。どうしてもってんなら、代わりにこいつを持っていけ』
レヴィ「まさか水鉄砲持たされるなんてよ。しまらねーよなぁ。ったく」ピュッピュッ
11: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 17:59:45.89 ID:R0OKRz5m0
ロック「バ、バラライカさん!?」
バラライカ「ハアイ、ロック。エプロン姿似合ってるわよ」
ロック「どうしてここへ?」
12: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 18:01:22.63 ID:R0OKRz5m0
レヴィ「大体だな。お前らの銃の持ち方からなってねーんだよ。もっとこうしっかり持ってだな……」
男児A「こう?」スチャ
レヴィ「あたしに言わせりゃまだまだだが、まあ、いいだろ。後は慣れだ慣れ。とにかく撃ってりゃ慣れんだよ。あー、そこのハナタレ。あたしのマネして無理に二挺持つな。照準ブレまくりじゃねーか」
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