166: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 17:25:06.37 ID:L0ciGIt40
海未(まさか…『カゲロウデイズ』に…?)
雪穂は一度ふらつくも、その後しっかり自立し部屋の出口に向かって歩き出した。
海未「待って下さい!話だけでも…」
雪穂「亜里沙…亜里沙のところに行かなきゃ…」
海未「…亜里沙」
海未(この口ぶり、そして今の時刻…)
『8月15日の午後十二時半くらいのこと』
海未(亜里沙は『カゲロウデイズ』に飲み込まれた?)
そう考え込んでいるうちに、雪穂は部屋を出て少ししたところでエリと対面していた。
海未はそれに気付いて雪穂を追いかける。
雪穂「あんたのせいだ…あんたさえいなければ…」
エリ「…」
エリは言葉を返せずにいる。
雪穂「もういい。私が行く…行かなくちゃ…!」ダッ
そう言った瞬間、雪穂は休日で無人の病院の廊下内を駆け出した。
海未「あっ!待って下さい!」
エリ「雪穂、私のせいで怒ってるチカ…ついてきてくれない?」
海未「…は、はい。いいですよ。…でも追いつけるんですか?」
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