150: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 17:11:18.83 ID:L0ciGIt40
海未「ところで花陽」
花陽「はい?」
海未「そもそもあなたは…何故真姫と出会ったのですか?」
花陽「…は、はい」
花陽「ちょっと長くなるけど、話すね」
海未「…お願いします」
花陽「私の能力は他人の考えてることを読み取れる能力」
花陽「だから、どこに行っても虐げられたりしてきたんです」
花陽「ずっと一緒だったお兄ちゃんも、私が川で溺れたときに私を助けて、そのまま行方不明になっちゃったから、分かってくれる人がいなくなっちゃったんだ」
海未「…」
花陽「その後は孤児院をたらい回しにされちゃって…その時に希ちゃんや凛ちゃんと同じ部屋になって、追い出されないように三人で色々考えてみたんだけど、虐げられることに変わりはなかった」
花陽「そんな時に私たちを引き取ってくれたのが、ことりお姉ちゃんのお母さん。そこで、お姉ちゃんにも出会った」
花陽「そしたら、毎日がすごく楽しくなって。外で遊んでたら、いつの間にか森の中に迷いこんじゃってたんだ」エヘヘ
海未(遊んでいるだけで迷い込むものなのでしょうか?)
花陽「そんな時に、能力が暴発しちゃって。そしたら、声が聞こえてきたの」
花陽「『お願い。誰か、誰か助けてよ』」
花陽「『寂しいよ』って」
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