33:名無しNIPPER[sage]
2018/08/15(水) 12:18:51.77 ID:TejnHRCr0
蘭(2人と別れてから、またしばらく色々なところへ気の向くままに足を運ぶ)
蘭(道中、あたしと似た猫に……いや、今のあたしは猫だから同じ存在か)
蘭(ともかく、猫とすれ違ってはなんとなく挨拶を交わしたりしつつ、歩を進める)
蘭(そうしていると、ある公園に見知った人影を見つけた)
上原ひまり「はぁぁ〜……」
蘭(公園のベンチに座り、ため息を吐きながらうなだれているのはひまりだった)
蘭(どうしたんだろう。不思議に思い、あたしはひまりに近付く)
ひまり「ダイエットの為にウォーキング始めたけど……やっぱり大変だなぁ……」
蘭「……にゃ」
蘭(なんだ、いつも通りな悩みか)
ひまり「やっぱり1人だとどーにもヤル気が起きないし……誰かが付き添ってくれればなぁ」
蘭(ひまりはそう言ってまたため息を吐き出した)
蘭(まぁ……ダイエットがしたいって気持ちは分かる)
蘭(でも流石に意志薄弱過ぎやしないだろうか)
蘭(この前は『縄跳びが痩せる!』って言って、あたしもそれに付き添ったけど、結局三日坊主で止めたのはひまりだった)
蘭(何故か巴の方が縄跳びにハマってよく分からないけどすごい飛び方が出来るようになってたし……)
蘭「…………」
蘭(まぁ、でも、たまにはあたしの方から手伝うのもいいかもしれない)
蘭(なんだかんだ、色んなことを提案してくれるひまりと一緒にいるのは楽しいし、コロコロと変わる明るい表情にかつてのあたしが救われた部分があるのも確かだ)
蘭(よし、そうと決まればウォーキングの手伝いをしてあげよう)
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