32:名無しNIPPER[sage]
2018/08/15(水) 12:18:17.42 ID:TejnHRCr0
つぐみ「……あっ!」
モカ「ん、どったのつぐ?」
つぐみ「そういえば買い出しの途中だったんだ……」
モカ「あー、そういえば。しかもそこそこ急ぎじゃなかったっけ〜?」
つぐみ「う、うん。でも……」
蘭(チラリとつぐみの目があたしへ向く)
蘭(……多分、あたしを引き剥がして買い出しに行くのに罪悪感があるのだろう)
蘭(それなら仕方がない。名残惜しいけど、あたしの方から離れなくちゃ)
モカ「おや、猫さん?」
蘭「なー」
つぐみ「……買い出しに行きなさい、ってことなのかな?」
モカ「かもね〜。気の遣い方まで本当に蘭に似てるね〜」
つぐみ「うん、そうかも……」
蘭「にゃーん」
蘭(それはもういいから、早く買い出し行きなって)
つぐみ「……うん、分かった。それじゃあね、猫ちゃん」
蘭(少し身を離して、手を振る代わりに尻尾を軽く左右に振る。それを見て、つぐみは軽く微笑みながら別れの言葉をくれた)
モカ「またね〜、蘭に似た猫さーん」
蘭(モカも同じように手を振りながらそんな言葉をくれた)
蘭(あたしはそれを見てから、再び塀の上へ身を躍らせるのだった)
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