31:名無しNIPPER[sage]
2018/08/15(水) 12:17:27.92 ID:TejnHRCr0
モカ「はっはっは〜、どうやらこの猫さんは蘭に似て甘えん坊さんみたいだね〜」
蘭(あたしに似て、というところには少し遺憾ではあるけれど、つぐみと同じように屈んだモカの掌があたしを撫でてくれたので気にしないことにした)
モカ「うりうり〜」
蘭「にゃぁん」
蘭(ひたすら優しかったつぐみの手と違い、モカの手は変幻自在に力の強弱を変えてあたしを撫でる)
蘭(毛並みと逆に手を動かして毛を逆立てさせたかと思えば、すぐにそれを優しく梳かすように撫でる向きを変える)
蘭(掴みどころのないその動きがとても気持ちよかった)
つぐみ「ふふ、こんなに喉鳴らして……可愛い」
モカ「ねー。蘭も普段からこの猫さんくらい素直ならいいのに」
蘭(それは無理な話だ。これは、猫になるだなんていうおかしな夢の中でしか出来ない行動だ)
蘭(でもこういう時にしか出来ないからこそ、あたしは今は開き直ろうと思う)
蘭(優しいつぐみの手も、不思議なモカの手も、温かくてとても心地が良い)
蘭(2人にこうやって甘えるのがすごく楽しかった)
157Res/161.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20