白菊ほたる「恨みます、プロデューサーさん」
1- 20
46:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:00:53.83 ID:w6V3e5/y0



「ほたるちゃんに仕事がないなんて」

「そんなことは……ほら、私はまだまだ新人だし」



「やっぱり……その。あのプロデューサーが良くないんじゃないのかな」



 遠慮がちに、でも今度はうっかりではなく、しっかりと千鶴ちゃんが言った。

 それでも、口にしてから後悔したのか「こんなこと、言いたくないけど」と、小さく千鶴ちゃんは付け加えてくれた。

 千鶴ちゃんは私のことを心配してくれてるのだ。だからそんなことを言ってくれる。

 気持ちは嬉しいけど、そうじゃないのだ。


「……違うの……その……」

「ほたるちゃん?」

「私が……良くないみたいで……」

「ほたるちゃんのなにが良くないの」


 裕美ちゃんも身を乗り出してくる。


「ほら、私って、一緒にいると悪いことが良く起きるでしょ?」

「そんなことないって」

「今までも仕事現場で、変なことが良く起きて……悪いうわさが多くて、だから私を使えないってプロデューサーさんのメールで見て……」


「……まさか、プロデューサーがそのメールをほたるちゃんに見せたの」


 裕美ちゃんの眼光が鋭くなった。気のせいではない。明らかに裕美ちゃんは怒っていた。








<<前のレス[*]次のレス[#]>>
116Res/145.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice