ティオナ「アルゴノゥト君……食べていい?」ベル「ダ、ダメですよっ!!」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/11(土) 22:54:22.19 ID:6RuttCED0
ティオナ「フハハハハハハハハハッ!!!!」

ベル「フハハハハハハハハハハハッ!!!!」

僕らの哄笑は、ダンジョン全体に響き渡った。
それは、どんな咆哮よりも悍ましい、嗤い声。
モンスター? 出るわけないじゃん、そんなの。
皆、びびって引きこもってるよ。当たり前だ。
奴らにこの快楽を理解することは、出来まい。
これぞ、人の業。人の特権。冒険の醍醐味だ。

ティオナ「はあ〜! 気持ち良かった〜!」

ベル「ご馳走さまでした」

などと、訳の分からないことを口走りながら。
ぐりぐりと、執拗に、背中に擦り付けられて。
まるでステイタスを更新したみたいな感覚だ。
すっかりティオナさんに上書きされちゃった。

ティオナ「よーし! それじゃあ、リヴィラの街まで行って服を着替えて帰ろっか!」

ベル「はいっ!」

その後、僕らは元気に18階層へ向かった。
お互い酷い格好だったけど、気にしない。
なにせここはダンジョンだから、別に普通だ。
冒険者のトイレ事情を考えてみればわかる筈。
安全に用を足せる場所なんて、どこにもない。
故に、糞尿を漏らしても不思議ではないのだ。
リヴィラの人達も、そんなことは気にしない。

それよりも手繋ぎデートの方が、問題だった。


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