ティオナ「アルゴノゥト君……食べていい?」ベル「ダ、ダメですよっ!!」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/11(土) 22:52:31.50 ID:6RuttCED0
ベル「ティオナさん……どうして?」

どうして、彼女はまだここに居るのだろう。
てっきりもう置いて行かれたと思っていた。
僕を嫌って、愛想を尽かして、絶交されて。
街中に醜態を言いふらされるものとばかり。

しかし、彼女は本当に天使のような人だった。

ティオナ「ごめんね、アルゴノゥト君がお腹痛かったことに気づけなくて……私のせいだね」

違う。僕は自分の意思で漏らしただけだ。
そう言おうにも言葉が出ない。感激していた。
こんなに優しい子が、本当に実在するのか。
まさか、ダンジョンで天使と出会うなんて。
信じられない。間違っている。これは奇跡だ。

ティオナ「えへへ、びっくりしちゃった」

それはこっちの台詞だ。びっくりしている。

ティオナ「お詫びに、私もしてあげるね」

ベル「はい?」

ティオナ「じっとしてて……んっ」

言葉の意味を問いただす必要はなかった。
僕の背に乗った彼女は、ぶるりと震えて。
じわりと、背中に、熱い感覚が広がった。
すぐにその正体を悟り愉悦が込み上げる。

ベル「フハッ!」

僕はお返しに、おしっこを、かけられた。


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