ティオナ「アルゴノゥト君……食べていい?」ベル「ダ、ダメですよっ!!」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/11(土) 22:50:26.45 ID:6RuttCED0
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅっ!!!!

ティオナ「ふぇええええええええっ!?!!」

ベル「フハハハハハハハハハハハッ!!!!」

文字通り、もはや『やけ糞』だった。
糞を撒き散らし、彼女を幻滅させる。
これにはモンスターだって逃げ出すだろう。
階層主だって潰走する、なんちゃって。
馬鹿か、僕は。こんな時に駄洒落なんて。
我ながら笑えない冗句だ。涙が出てきた。
泣きながら、哄笑した。完全に嫌われた。
悔しくて、情けなくて、嗤うしかなかった。

ティオナさんはとても良い人だった。
僕の修業に付き合ってくれたこともある。
快活で、活発で、強くて、眩しくて、可愛い。
正直言って嫌われたくない。でも、仕方ない。
不器用な僕には、こうするしか出来ないから。

だから僕は、彼女の前で、糞を漏らした。

ベル「うぅっ……畜生……ッ!」

全てが終わり、漢泣き。無様でみっともない。
それでも、涙が止まらない。畜生。畜生ッ!
こんな結末、あんまりだ。神は居ないのか。
絶望の淵に沈む僕に、そっと手が伸ばされて。

ティオナ「泣かないで……アルゴノゥト君」

ティオナさんが、汚い僕の髪を撫でてくれた。


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