巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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304:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/01/27(日) 21:28:27.68 ID:5uTnDdYF0
白銀「本当にこれだけはぜーーーったいに取りたくない手段だったんだけど」

白銀「赤松さんの砲丸が外れた場合は、私がやるしかないなって思ってたよ」ニヤァ

百田「!」

夢野「……ゴミ箱の中の砲丸」

白銀「ああ。やっぱり気付くよね。そうだよ。結局用済みになっちゃったから適当に捨てたんだけど」

夢野「……」

赤松「……ねえ。情状酌量の余地を議論したら、余計にドツボに嵌まってない?」

最原「いや。これでいいんだ。今の一言ではっきりした」

最原「彼女が真に何をしたがってたのかがね」

夢野「白銀よ……よもやそこまで……!」ギリッ

白銀「……?」

白銀「……ッ!」キョロキョロ

最原「本当に怖がってたのはこの光景、だろ。僕はこれを見せたかった」

最原「……白銀さん。キミの行動はなにもかも矛盾だらけだよ。なんでそんなことになったと思う?」

最原「抜群の行動力、モノクマの強権、僕たちのキャラクターを理解した上で行われる圧倒的な先読み」

最原「それらすべてを駆使して、何をしたかったのか」

最原「……『なにもしたくない』。それが答えだ。自分が死ぬのもイヤ。仲間が死ぬのもイヤ。終わるのがイヤ。裏切るのも裏切られるのもたくさんだ」

最原「自分の罪が裁かれるのも、裁かれないのも耐えられない」

最原「それらの願望を叶える方法はたった一つ。自分自身が、何一つとして誰にも理解できない『謎』であればいい」

最原「ずっと謎でいるのは難しいから、せめて自分が生きている間だけという限定条件付きで!」

白銀「い……いや……!」ガタガタ

最原「その可能性は僕が今、摘み取る。そんな希望を許すわけにはいかない! なんだって利用してやる!」

最原「……百田くん!」

百田「ああ……利害関係は一致してるよなぁ……なら仕方ねぇよなぁ……終一。てめぇの口車に乗ってやる」

百田「白銀」

白銀「!」ビクッ





百田「テメェが何言おうが、俺はテメェの仲間を辞めるつもりはねーぞ。絶対に」


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