巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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303:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/01/26(土) 23:01:46.24 ID:7XbpdrVj0
最原「タイトルが酷似している理由はこれでわかったよね。本来そこにあったものと取り換えるとき、本棚がタイトル順ならどうしても似てしまう」

最原「……というか似てるヤツを急ごしらえで作ったんだ。よくもまあ間に合ったものだよね」

白銀「モノクマが一晩でやってくれました」

最原「次。白銀さんは本を作った際、意図的に増加させたものがある」

最原「本の厚みだ」

百田「あ? 本が厚くなると……何が起こるんだ?」

春川「……」

春川「取り出しにくくなる……」

百田「い、いやいやハルマキ。取り出しにくくなるからってなんだって……」

最原「確かに聞くだけなら物凄くショボい細工だよ」

最原「でも現実に、巌窟王さんはそのせいで赤松さんに殺されたんだ」

最原「……と、まあここまでなら、あくまで赤松さんの殺人計画の後押しでしかないんだけど」

最原「問題はここまでやっても『殺人計画が上手く行くかどうかわからない』ってところだ」

最原「命中率はかなり上がったけど必中じゃない。多分一割くらいの確率で外れてしまう」

最原「ここから先は白銀さんの話を聞いて判断するしかないんだけどさ……」

最原「もし外れたら何をする気だったの、白銀さん」

白銀「……」

最原「巌窟王さんが触っていなかったにも関わらず、隠し扉の本棚は動いた」

最原「ということは、白銀さんはあのとき隠し部屋の中にいたんだよね」

最原「……本当に本棚を動かすためだけにあそこで待機してたのかな?」

白銀「どうしても私の口から言わないとダメ?」

最原「うん。そうじゃないとダメだ」

白銀「……はあー……」


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