巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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305:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/01/27(日) 21:40:16.24 ID:5uTnDdYF0
赤松「……なに? なんでみんな、そんな顔してるの?」

赤松「今の言葉、聞いてたよね……? ならなんで……」

赤松「なんで白銀さんのことを『憐れんでる』の!?」

天海「今の一言が完璧に嘘だったからっすよ」

赤松「へ」

天海「……子供でももっとマシな嘘を吐く。言葉自体に嘘はなくとも、彼女の態度に嘘がある」

天海「本当に赤松さんの砲丸がハズレたらマジでやるつもりだったでしょうね! でも……」

白銀「ま、待って。ははは! おっかしいなぁ! 最後まで話を聞いてよ!」

白銀「私はさ! 巌窟王さんを殺しても、クロにはならないんだよ! 赤松さんに罪を全部押し付けるつもりだったからさぁ!」

白銀「赤松さんが犯人ってことにして……! 代わりにおしおきを受けてもらって学園生活を続行する気で……!」

春川「……もういいよ白銀。もうたくさんだから」

春川「この記憶が偽りのものだったとしても、誰かを『それっぽい理由で殺す』ことの辛さは知ってるから」

春川「『どの方向性に転ぶのもイヤ』なら……もう何もしなくっていいんだ! アンタは!」

白銀「な、何を……言って……」ガタガタ

巌窟王「……」

巌窟王(なんだ。何が起こっている? この空気はなんだ!?)

巌窟王「何故……白銀を守る方向で団結をする……!?」

巌窟王「貴様らはただ、状況が呑み込めていなかっただけだろう? 『何も知らない』から白銀を庇っていたに過ぎなかった」

巌窟王「それが何故……すべてを知ってなお、許す方へ向かっている……!?」

アンジー「わからなくっていいよ。少なくとも、この場で、お前だけは」

アンジー「……それがわからないあなたが好きだからさー。アンジーは」

巌窟王「……バカな……最原……!」


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