巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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263:爆死の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2018/12/23(日) 23:58:42.50 ID:r+iJuXB90
赤松「待ってってばっ! だから、なんで外の魔術師が徒党組んでキーボくんを改造したりするの!? 理由は!?」

赤松「その発想はどこから出て来たの!?」

最原「巌窟王さんの言ったことだよ。ついさっきのことなんだけど」




巌窟王『セミラミスの計画が始動した場合、副産物として『この学園全体から不可視の力がほぼ消える』のだ。魔術に類する力などがな』

巌窟王『この学園は度重なるカルデアからの介入によってよくないものが溜まり過ぎた』

巌窟王『もしも学園に穴を開けたら少なからず外の世界に悪影響が出るだろうな、という懸念事項があったのだが……』

最原『初耳なんだけど?』

巌窟王『問題があるか? 少なくとも『貴様らにとって直接的に不利益になる』ようなことは、どちらにせよ絶対にないぞ』




赤松「あっ」

最原「赤松さんも聞いてたよね。つまり『学園に穴が開いたら不都合に思う人間がいる』ってことは確定情報なんだ」

最原「僕たちにはわからないよ。魔術に関する知識が本当に不足してるから。でも」

百田「……魔術ってヤツを知ってるヤツからすればそうじゃない。俺たちが知らなくても外のヤツらは知ってる」

百田「外に『学園に穴を開けられたくない勢力がいる』ってのも確定情報ってことか!」

巌窟王(その他、単純に神秘の秘匿の観点から言って『魔術関連のものを外に持ち越されたくない』という意図もあっただろうな)

最原「この点、とにかく巌窟王さんが迂闊だったよね。妨害があってもゴリ押しできると考えてたのかな」

最原「……キーボくんを使って妨害行為をしてくるなんて僕でも思わないけど」

巌窟王「ふん。外の勢力に媚びて、平和的な脱出手段を探せばよかった、とでも言うつもりか?」

巌窟王「御免だな。なにより、俺が学園の果ての壁を破壊する以上に最善の策はないぞ」

最原「あの時点では……の話だけどね」

春川「今ではセミラミスがこの学園にいる。アイツの計画があれば魔術関連のモノはこの学園からすべて消えるんでしょ」

春川「そう言ってたもんね」


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