巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]
2018/12/22(土) 22:48:54.03 ID:K74Vc9bg0
白銀「当然だよね。何度も言ってるけど、キーボくんは『時間切れ次第、すぐに生徒全員を処刑する』っていう予定があったんだから」
東条「……キーボくんの元のスペックじゃ到底無理ね。拡張して当然、か」
白銀「ただし、それは『この学園で当初から想定していたレベル』の拡張であって、魔術に関しての想定なんか一切してないけどね」
最原「でも僕たちの手の届かないどこかにキーボくんが消えた時間が間違いなくあったはずだ」
最原「その間にキーボくんは対魔術用の改造を受けたんじゃないかな」
天海「そのタイミングって、いつっすか?」
最原「昨日の夜。炎の嵐から天海くんを助けた直後」
最原「思い出してよ。王馬くんが適当に運転したエグイサルが、あのオブジェに激突して――」
百田『……』
春川『……なにこれ』
入間『おい。キーボはこの中にいたはずだよな?』
百田『……』
百田『いねぇぞ。からっぽだ』
百田「中にいるって話だったキーボは消えてた……!」
春川「その後、果ての壁を破壊しようとしたところでキーボが現れたんだったね。そして巌窟王と互角に戦えるようになっていた」
春川「気持ち悪いくらい辻褄が合うよ……!」
赤松「で、でもそれって、キーボくんが一度は学園の外に出たってこと!?」
白銀「あるいは魔術師が直接的に学園の中に侵入してきたか……」
巌窟王「どちらでもない、ということもあり得るぞ。キーボと魔術師の距離がある程度近ければ問題はなさそうだ」
巌窟王「ヤツらは壁越しでもキーボを改造してみせるだろう。必要なものは時間だ」
ナーサリー「数十万人、数百万人単位の魔術師がもしも結託してたら……一晩程度で充分な改造が可能じゃないかしら」
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